病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜 2話 感想|来る者拒まず、去る者追わずの精神。
これは脚本の力が大きいでしょう。
主人公が魅力的に映るように、設定や見せ所が堅実に構築されています。
有原(小泉孝太郎)が発する言葉1つ1つに考えさせられるし、腑に落ちる…
それも、思い込みをせず客観的に物事が見られる奥さんの存在がいるからなんですよね。
お仕事ドラマでは話の腰を折りがちな家庭パートですが、
主人公が行う改革のヒントに繋がるキーポイントとして重要なものだと
思わされる絡め方が上手いです。
どんな対策を考えたか、何に疑問を持ったのか…といった
人事制度について話し合う様や、
倉嶋(高嶋政伸)が本来の職とは全く無関係の場所に出向させられ
改革案を任される様は、ちょっと「先に生まれただけの僕」を彷彿とさせられてしまったり。
やはり、企業のビジネスには必要不可欠な「戦略」が見えるドラマは、
そうも考えられるのか!という色んな意見が出て来て興味深いですし、面白い。
有原が「2・6・2の法則」とうたっていたように、
後は付いてきてくれる仲間が増えてくれれば良いのですが…
何かあったら集団で反対運動!プライドは高し!な
頭カチカチの医者や看護師だらけなので、ここはまだまだ道のりは長そう。
早く「"先生"と"さん"の線引きって何だろうね?」と言われないくらいの
プロになっていただきたいですね。