僕はどこから 11話(最終回) 感想|僕はどこからもやって来ない

  

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既に放送が終わった今期の作品の中では(まだ録画しっぱなしの作品もありますが)、

一番と言って良いほど満足させてもらえた最終回でした。

 

中盤までは"薫(中島裕翔)が潜り込んだ世界"を表す映像や、玲(笠松将)と母親の回想を

これでもかと詰め込む展開続きだったので、今回だけ見た人にとっては「???」と

パニック状態になったかもしれませんが。

逆にそうした事で、薫と同様にどっぷりとその世界観の中に浸かり込んだような

感覚を覚えましたし、また、この物語はどうなってしまうのだろう?というハラハラを

最後まで持続しながら見る事が出来ました。

 

ラストにしても、智美(間宮祥太朗)が亡くなってバッドエンドとか、

今回の件で二人は逮捕され、何年か後に再会しそうな雰囲気を匂わせてハッピーエンドとか、

ドラマであるあるの流れしか想像していなかったので、

こんな着地の仕方があるのか…と意表を突かれました。

「薫の話はな、あいつが書き上げた小説で聞くよ」が、すっごくシビれたなぁ…。

 

能力は失った。智美とはしばらく会っていない。

でも、今でも親友の「書け」という言葉に勇気をもらい続けながら生きている。

以前よりもほんの少し力強い声で届けるモノローグと、家族の前で見せる嬉しそうな表情で、

“希望"に満ち溢れている姿を体現する中島裕翔さんの演技が、とにかく素晴らしかったです。

 

最初は、特殊能力、認知症の母、薄暗いアパート、ヤクザ社会といった異空間の中で

「ファミラブ」という言葉が浮いているように映りましたが、

回を重ねるごとに「ファミラブ」そのものの話になって行き、

境遇は違えど どの人々にも同じ優しい血が流れているんだ…

そして、その愛をどう受け取るかは自分次第なんだ…と背中を押してくれる、

これから出会いや別れが増えて行く時期に相応しい作品だったんじゃないかと思います。

 

 

途中、何話か中だるみした回もありましたが、総じて面白かったです。

“山場"と"伏線回収"がきちんと用意された最終回を見て、

ここまで視聴してきた甲斐があったなぁと実感させられもしました。

 

本作で新たな一面を見せてくれた、中島裕翔さんと間宮祥太朗さんの今後も楽しみです。

 

 

 

 

 

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