にじいろカルテ 4話 感想|夢ならばどれほど…にならなくて安心。
キャラクターのああいう描写…弱いんですよねぇ。
いつもはノリが良くて明るい人が、実は過去に大きな傷を抱えているというギャップのある設定。
それを井浦新さんが演じるから1つ1つの言葉に計り知れない重みを感じてしまうし、
悲しみを帯びた横顔を見ていると、某作品のように雪が舞っている景色も見えてきてしまう。
でも…本作が本作なので、脳内でLemonの歌が流れる
残酷な結末にはならずに済んで良かったですけどね。
それと、あのコラボCMは、今回に限っては緊張感のある雰囲気を壊しかねなかったので、
たまには放送をしないという選択があっても良い気はしましたw
予告の時点で凄く重い話になるのだと覚悟していましたが、
あまりにも重たくし過ぎると今までの作風と合わなくなるし、
フラッシュバックしてしまう視聴者も出てくるだろう…という事で、
太陽(北村匠海)のブヨ刺され&尻を叩かれるという下ネタを挟み込む形で
調和を図ったのだと思っています。
前回のを見てからだと、ガッツリ"医療ネタ"を取り入れているので
少し新鮮味はなくなるし、題材的にどうしても「コード・ブルー」と重なりはしますが、
“本作らしさ"がなくならないように展開を工夫しているのが見受けられるから、
これはこれで悪くないです。
「真空は友達でもあるけど、私の主治医でもあるから」
この村に来て初めて認められた真空(高畑充希)。さぞかし嬉しかったでしょうね…。
前回で雪乃(安達祐実)とのエピソードを書いた直後だからか、
真空も弱音を吐いた事で本当に"友達"として
対等の関係でもいようとしているのが雪乃にきちんと届いて、
本当に彼女を信頼しきっているのだというのがよく伝わる。
そして、意外にもサバッとした性格な事が発覚。
「男と女の約束は守らないの?」発言は面白かった(笑)
しかし、回を重ねるごとに、みんなキャラが立ってきましたねぇ。
いや、最初からキャラは濃いんだけれど、
中身が空洞だったものが徐々に身がぎっしり詰まってきたような感じがします。
それぞれの辛い出来事が描かれると、"生"が宿ると言いますか。
次回は太陽がメインの話みたいですが、
きっとこの村の人々なら大丈夫だと、安心しながら見られそう。
それにしても、お尻を叩き合いながら笑う3人を少し引きで撮るシーン…
凄く微笑ましい図だったなぁ(笑)
本当に3人を見ているだけでも心が満たされるドラマですわ。