知らなくていいコト 3話 感想|春樹の株は下がるが、作品自体は盛り返す。
春樹(重岡大毅)の株の下がりようと、尾高(柄本佑)の株の上がりようが半端ない。
重岡くん、ついこの間まで「これは経費で落ちません!」の太陽くん役で
人気急上昇だったろうに…とは思うけれど、
逆に考えれば、「お前最低だな!by尾高」とツッコミたくなるほど、
相手を仲間だと正当化させたい器の小さい男役にもなりきられていて。
キラキラ明るいだけじゃない、好青年じゃない一面も見せられるんだなぁという
新たな収穫が得られました。
内容の方は今までの回に比べると、ベタなお仕事ドラマになった感じはありましたが、
恋愛と仕事と縦軸の行ったり来たりでややこしい1話と
三角関係のくだりが増加気味だった2話からしたら、
今回のようなバランスが一番見やすかったんではないかなぁと思います。
尾高に対する春樹の嫉妬の目…など、
まだ描くべき恋愛パートは残っているのかもしれませんが、
それぞれで既に関係は断ち切ってはいるので、
今後次第では盛り返す可能性が高くなって来ました。
また、個人的に解決方法に不満があったお仕事パートも、
今回は謎の才能開花シーンに少し戸惑ったものの、
ケイト(吉高由里子)の敏腕さに説得力の持てるものだったのも満足。
「知らなくていいコト」というタイトルも、
閉ざしていたはずの10年前の発言騒動に土足で踏み込まれてしまった
タツミーヌ(大貫勇輔)の心情と、
ほんの好奇心で乃十阿の居場所を特定してしまったケイトの動きの
どちらにも絡められていた印象で、
本作のタイトルの持つ意味とは?このタイトルで何を描きたいのか?が
見えてきた回でもあった気がします。
某シェフの時には踊りたがってそうだった(踊りたがってそうってなんだw)
大貫さんのダンス姿が久々に見られたのも、
お仕事ドラマ寄りに路線を変えた事で、佐々木蔵之介さんが多く見られたのも良かったです。
これは出演者に関する呑気な感想ですが(笑)
という訳で…リタイア候補からは少し遠のいた感じです。