青のSP−学校内警察・嶋田隆平− 3話 感想|学校の飲み物には油断禁物
説教タイムは健在なんだけれども、それでも今回に限っては抵抗を感じなかったのは…
隆平(藤原竜也)の言葉がぐう正論だったからでしょうかね。特に教師への言葉。
「(何か理由があるのだと思い込む事で)自分には責任がない事を確かめたいのか?」
「導けてないからこうなったんだろ」
いや…本当それな!案件でしたよ。
事実、佐々木(宮世琉弥)の窃盗だって重要な犯罪だし、前からやらかしているというのに
本人が謝ったからもう騒ぎにしなくて良いか!と言って
終わりにしようとする校長(高橋克実)がいる。
毎回事件が起きる学校なんてあり得ないって思っていましたが…
あんな簡単に見逃してくれるんじゃあ、生徒達も教師達を甘く見て、
犯罪に手を染めがちになるのも多少無理はないのかも…ですね。
警察が来る来ないに関係なく、何か起きては頭首である自分の名誉を守るために
きっと隠蔽し続けてきたんだろうなぁと。これまでの学校での過ごし方がある程度想像出来ます。
そもそも、子供に犯罪をやってはダメだと教える権利は保護者にもある。
今後二度と今回のような事件が起きないためにしっかり注意するよう促すのも、
教師のやるべき事ではないんでしょうかねぇ。
前回は話の中心を教師に移した事で、育児に対する理解のなさから違和感を覚えましたが。
今回は校長以外の教師には特定の誰かにスポットを当てるのではなく、
ほぼ扱いを平等にしたお陰で「警察が生徒と向き合う」ドラマである事が明確になり、
見やすくなりました。
明確になったために、隆平が生徒に銃を打ち付けてまで説教するくだりにも
共感出来る仕上がりになっていたのではないかと思っています。
また、前半で指紋採取や照合など"警察らしい仕事"をガッツリ取り入れたのも、
「学校内に警察が常駐している"異色感"」が際立っていて
本作ならではの面白さに拍車がかかっていたような気がしました。
それにしても…前回もそうでしたが、
犯人は早い段階で分かってしまうものの、動機は想像の斜め上を行きますよね(笑)
ドラッグのやり過ぎで現実と妄想の区別がつかなくなったんじゃないというのには驚愕もん。
いや、怖いわ!お陰で窃盗していた佐々木の件が霞んだわ。
…あ、だから「そんなに重要な事ではない」と捉えてお咎めなしにしたのかしら?w
この街にいたら私物から学校と関係のない周りの人々まで
見張っていなきゃいけないと思うと気の毒です。
もうバッタもんの防犯カメラも…やめよう?(笑)