僕はどこから 2話 感想|2話までがプロローグ。次回以降に期待。
前回があまりにも「ただ謎を詰め合わせただけ」という印象がして
イマイチ全容が掴みきれなかった分、
今回は、薫(中島裕翔)と智美(間宮祥太朗)が今のような関係になったルーツを
重点的に描いてくれたお陰で、かなり見やすかったように思います。
文字を書き写すとその人の思考になれる…という能力も含めて、
人物紹介が説明臭くなく、あくまでも映像で表現されているのも良いです。
しかし、2話までがプロローグだとすると、テンポの遅さがどうも勿体無い作品ですね。
組織のお手伝いをすると決意するまでの2話分の内容を
1話に凝縮してしまった方が良かった気がします。
が…同時に、今後の描き方次第では、如何にも漫画原作らしい薫の能力の"非現実"さと
現代社会や人間関係に揉まれる人々の心の闇の"現実"の対比が効いた、
妙に感情移入出来る人間ドラマになる可能性をも感じさせてくれました。
物語が本格的に動き出すのは次回から、という事で、
少し期待を込めつつ様子見の状態で見てみようと思います。
…ところで、個人的に地味に気になっている「お母さま」呼び。
「母さん」と呼ぶと認知症の母親が混乱するから、あえて第三者を装って
そう呼んでいるのか…なんて思っていましたが、
母親自身が「お母さま」を一人称として使っていた件。
お金持ちでもなさそうなのに、何ででしょうね。そこは別の意味でゾクゾクします(笑)