クロステイル 〜探偵教室〜 1話 感想|タメにはなるけど掴み所がないなぁ…

 

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キャストやスタッフに気になる方がいた…というよりかは、

「視聴リスト&期待度」でも書いた通り、既に個人の事務所を構え、腕前のある探偵や

突然そこで働く事になった秘書のいる個性派集団が活躍していくイメージのある探偵モノで、

“探偵のたまご"状態の研修生の成長を描く所に物珍しさを感じ、初回を視聴してみました。

 

で、見終えた結果、第一の印象をざっくり書くとするなら…

「一人前の探偵になるまでの豆知識披露」って所でしょうか。

そこに、匡(鈴鹿央士)の父親・迅平(板尾創路)の正体は?失踪した理由は?といった、

近年の作風らしい主人公にまつわる"縦軸"を追加し、

ある程度"ドラマ"としての体裁を保っている感じ。

今回取り上げられたのは尾行調査でしたが、尾行するにも高度な技術を必要としている事、

言われてみればごもっとも…と納得させられる事が多々あり、

そういったノウハウを知らなかった身からしたら新鮮で、やや興味深く見られましたし。

また、主人公の初期設定に関しても、通常だったら説明台詞が多くなり

物語の進みが停滞してしまいがちなものの、

本作の場合は、あくまでも「講師の尾行訓練」という1つのエピソードに落とし込み、

そこに参加していた匡の判断・行動を通して彼の人柄を伝える形で

“説明過多"を回避していたのは、工夫が見えて良かったと思います。

 

ただ、豆知識を抜きにして、"1つの物語"として面白かったのか?と聞かれると…

面白くなくはないけど、どんなテンションで見れば良いのかは分からない…というのが

率直な感想ですかねぇ(汗)

うーん、個人的には、いろんな雰囲気が混在しているのが原因な気がするんです。

置手紙を残し突然失踪した父、世間知らずな母といった漫画チックかつありふれた設定、

匡の心の中を映し出す表情やモノローグを見る限りは

コミカルな作りにしたいのかな?と思うんだけれども、

それとは一転して、OPの劇伴やテロップの演出はクールでスタイリッシュ。

でもって、最後は匡の「放っておけない性格」を強調したオチにして

人情劇も含まれている事も仄めかす。

コメディ・クール・人情…この3つの要素を一度に取り入れている上に、

どれもふわふわしていて突出した印象がないので、

本作独自の世界観が掴めないとなると、今後の視聴は難しくなるかもしれません…。

 

しかし、彼がどんな人物であるかが分かった以上、

そこを中心に物語を展開していく可能性はありますし、

父の目的がどんなものかは少しでも気になっている自分はいます。

まぁ、最初からやけに匡に期待しているらしい理子(檀れい)の様子から察するに、

父の裏の顔は売れっ子探偵で、誘導させるために名刺を本に挟んで、

探偵の素質を感じさせる息子を彼女に託した…とは考えられますが。

 

したがって、次回も様子見してみますが、

土曜深夜帯のドラマの感想は「妖怪シェアハウス」を優先する予定である上に、

来週から裏で始まるドラマも控えているので、本作の感想は初回のみになると思います。

 

 

4/23追記:

 

2話も視聴。

前回よりもコミカルにはなったかもしれませんが、それでも中途半端感は否めず…。

アオハル描写も、自分の悪い本性をさらけ出しておいて

友達に「自慢の幼馴染み」と言って美談で終わらせようとするのも

ちょっと腑に落ちませんでした。

普通に、学んだ知識で盗聴器を見つけた事で自身の成長に繋がる…という

彼女メイン回にしても良かったんじゃないでしょうかね。

 

土曜の深夜ドラマは他にもあるので、こちらはリタイアする事にします。

 

 

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