TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 7話 感想|白金大臣が医系技官だった事の方が意外。
今回も、ありえね〜…のツッコミの連続でありましたが、
なんでだろうか、慣れたからなのか、以前よりはちょっとマシに思えてきています。
「こんな政治家いない!」といくら言ったって、
つい最近、自分が目立てばそれで良いみたいな政治家が実際にいましたからね(苦笑)
本人じゃなくても何してくれてんだって感じでしたし、信じられなかったですよ。
だから、5話であまりにも悪役に仕立て上げ過ぎている事に疑問だった
天沼(桂文珍)の行為も、今だったら少しは納得出来るというか。
…まぁでも、公安に関しては、労働者を生かしておいた方が
テロに関する情報を収集しやすいだろうし、
(悲惨だけど)ビザ未取得で逮捕する人が多ければ多いほど手柄もとりやすいのなんて
考えれば分かるはずなのに…とは思いましたけど。
で、今回は何と言っても、
マイ@フォンチーさんの演技から滲み出る切実さが印象に残りましたねぇ。
「日本人ホント優しい。みんな良い人たちばかり」と警官に説得するシーン…
今回の背景的に が自然と頭に過ぎって、
あの後も日本を、日本人を好きで信じてくれていたのかと
勝手に地続きの話のように捉えてしまいましたし、
ちょっと嬉しい気持ちにさえなってしまいました。
あの作品に出演された彼女だったからこそ、警官があの説得だけで
考えを変えてくれたのにも説得力があった気がします。
まだ本作と2作品でしかお見かけしていないんですが、
いつもはにこやかでも傷を抱えながら生きている役がお似合いで…
今回の内容で見所を作るためには、キャスティングされるべくしてされた方でしたね。
医療ドラマかと思いきや戦隊モノ、
戦隊モノかと思いきや次回以降は刑事(公安)ドラマの最終章みたいな話へと、
本来の「患者を命がけで救うヒーロー&ヒロイン」の物語から脱線しそうで不安が募りますが、
気づけばもう8話。
最終回に向けて勧善懲悪で大々的に盛り上げたいんでしょう。
インターバルがないまま放送したのもあるし、
喜多見(鈴木亮平)の技量の高さと潔さのお陰でテンポ良く進むから、
7話まで見た感覚はあんまりないです。
何なら、つい先月まで「ドラゴン桜」を放送していたんじゃないかという気すらします(笑)
口酸っぱく言ってしまいますが、
あっという間に感じたのも"医療パート"で見応えある描写を残した所が大きいので…
放送時間を拡大するにせよ、前作のように違う話に尺を割き過ぎないよう、
そこだけはお願いしたいです。
あと…個人的には、城田優さんの登場よりも、
白金(渡辺真起子)が医系技官だった事の方が驚きましたよ。
人々の健康を守る仕事をしていたのに、
救急活動を阻止して、死者ゼロを悔しがるんだ…っていう(笑)
どういう心境の変化??
まさか、戦う相手が警察とツバキに変わったからって
経歴を提示しただけで終わらないですよねぇ?