TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 6話 感想|ハチの音がリアル過ぎて怖いw

 

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淡い期待を寄せていたクマvs喜多見(鈴木亮平)の格闘ではなく、

ハチvsTOKYO MERチームの格闘でお送りした6話…でしたね。

8月8日の山の日に、ハチに襲われてから8時間経った子供達を救う。

だからハチを扱って、だからこの日に放送したのか〜…と妙に納得してしまいましたw

 

カメラワーク、展開の進め方と、ただでさえテンポの速い本作に、

思わず顔を顰めてしまうような不気味な音を飛ばし、

アナフィラキシーショックなど 下手したら人の生死に関わる毒針を持つ

いわゆる"怖い"イメージのハチを絡ませた事によって、

刺されてしまわないか?刺されても助かるのか?という緊迫感が増して、

通常よりもハラハラしながらあっという間に見終えた作りになっていたと思います。

まっ…ハチの巣を落とさない限り大群があんなに押し寄せて来ないだろ!!とか、

冬木(小手伸也)が息子を抱きかかえて逃げた途端

「かかれー!」と言わんばかりに丁度良いタイミングで来るもんなのかとか

いろいろツッコミどころはあったんですけど(笑)

話の面白さを阻害するレベルではないので、大丈夫でしょう。

 

そして、内容自体は、チーム全員の見せ場を作るのもそうですが、

結構欲張ってきたな〜といった印象。

かと言って、欲張り過ぎて話があちこちに散漫したり、

予定調和になったりしている訳でもない。

他のドラマだったら、冬木メインの内容にするか、

あるいはホアン(フォンチー)メインの内容か、

人手&医療資材が足りない危機的状況を現す事故メインの内容か…で

今回の要素を1話ずつ描けそうなものを、全て過不足なくまとめ上げているし、

前半はホアン、後半は冬木の事情も提示したお陰で

最終的に「みんながみんな、誰かにとって頼れるヒーロー(ヒロイン)」

なのだという解決に導くのに説得力のある内容になっていたのが

よく出来ていると思わされました。

 

特に、冬木が息子に見栄を張るために言った「副チーフ」という嘘が

チームのみんなに公認されるくだりは、まるで少年漫画を読んでいるかのようで胸熱でした。

彼の話を既に聞いていた喜多見だけでなく、

他のメンバーも割と肯定的に受け入れてくれていた辺り、

それだけ普段から人望の厚い人なのだろうという"人柄"が垣間見えたのも良かったです。

また、小手伸也さんの真面目な演技も、

(出演された作品的に)最近コミカルなイメージがあっただけに、新鮮に映りましたね。

子供に憧れられるパパ…似合うなぁ。

 

で…どうやら敵は厚生労働省だけでなく、公安もいるそうで。

医療パートが本当に見応えあるので、

それ以外の要素はあんまり邪魔して来ないで欲しいんですが…。

ここ最近の話は政府が絡んでも霞むくらいには面白く仕上がっているだけに、

更に敵が増える=描写が増えるとなるとどうなってしまうのか、

そこらへんは半信半疑の気持ちで見てみます。