推しの王子様 1話 感想|社員に王子様扱いされないおディーン様(泣)
当ブログは基本的に、当時感じた事を書き残す備忘録のつもりで運営しているので…
視聴前から事情を知ってしまっている以上は、書かせて欲しい。
もう今後は二度とその事には触れないと誓うから、書かせて欲しい。
主人公…深キョンのパターンも見てみたかったなぁ…と思ってます(泣)
推しとの出会いも、映像の質感も、演出も、軽く楽しめるラブコメというよりかは、
まるで夢の時間を過ごしているかのようなディ◯ニーっぽい世界観に近い。
その世界観と調和のとれる役者さんに、ディーン・フジオカさんと深田恭子さんを
キャスティングしたって所なんでしょうけど、
クールで仕事の出来そうなイメージのある比嘉愛未さんとなると
妙に現実味が出てきちゃって、ファンタジーな作りの本作からは
浮いてしまっている印象の方が強かったんですよね。
代役が決まってからどこまで設定を変更したのかは不明ですが…
ズレを少しでも埋めるために、台詞や言葉遣いを比嘉さん寄りにしたり、
良い意味で浮世離れした佇まいのディーンさんの魅力が主要人物を食ってしまわないように
ご本人自らが抑えめ(に見える)の演技をしたりと、
キャストのバランスに合わせて調節して行っている感じがしました。
ただ、まだ会ったばかりの怪しい若者を簡単には受け入れないという
案外冷静な思考の持ち主である所、元経理部で現在はバリバリ活躍する人気社長という設定には
説得力があって、途中から魅力的に映ったのも事実。
初回の放送が終わった頃には、航(渡邊圭祐)を一人前の人間に育て、
時には母のような優しさも見せる泉美(比嘉愛未)の姿を見守っていきたい…と
思えるほどになりました。
内容自体も、素材は良いのに活かせられていなくて勿体ない男性をモテ男に育てる
よくある"育成ゲーム"じゃなくて、お互いの出会いを通して
人生や物事の考え方も根本的に変えていく"成長と気づきの物語"の方向になりそうで、
ちょっと期待出来そうな気がしています。
推しがいる事の幸せを見つめ直す泉美と、
生きる活力を与えてくれるモノ=推しに出会う模索の旅を始めてみる航。
本作が何をテーマにして描きたいのかが映像で見えてきましたし、
王子様を安易に俺様キャラにしないとか、航が推しに似ているからって
何でも都合良く解釈して甘やかさないとか、
「いやいやそれはないでしょ〜」っていう視聴者の違和感にも事前に配慮しながら
ファンタジーな世界観を純粋に楽しませようとしている所を踏まえると…
もしかしたら掘り出し物になるのかもしれません。
ただのおバカちゃんというよりかは、現在に至るまでに何か訳ありな事情が隠されてそうな
航の過去も気になりますし、これは視聴決定ですね。
面白くなると良いなぁ。
…最後に余談ですが、おディーンさんは当て馬確定なんですかね?
身近に王子様がいるのに、なぜか誰も惚れない不思議(笑)