ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 5話 感想|チンピラ大奥が抱える秘密
2週間の特別編を経ての再開。待ってました!
コメディの部分も、真面目に"お仕事"を描く部分も、
いろんな見所が詰まっていた特別編を放送してきただけに、
新作はそれらがカットされずじっくり見られるという事で
どれだけ面白さに拍車がかかっているか期待してしまうもんですが…
いや〜、楽しかったですな。
こんなに笑える作品だったっけ?ってくらい序盤から惹きつけられました。
「ロボコップ藤」「情報源が補導少女しかない」「ときめきファイア バーン」
「飛んだ放火魔」「チンピラ大奥」パワーワードが過ぎる(笑)
あと台詞以外で追加するなら、初恋相手の武田(小関裕太)が今度の講習会の担当だと聞いて
はしゃいだり、お願いお願いおねがぁ〜いしたりする川合(永野芽郁)と藤(戸田恵梨香)が
一瞬年齢差や上下関係を忘れるほど乙女になっていたのが可笑しかったです。
戸田恵梨香さんって、あんな声出るんだなぁ…w
そんな感じで、今回は放送開始40分まではコメディが強めで、
以降は三宅夫婦の介護問題に触れる…といった緩急ある作りに。
しかし、「警察官だって恋をする普通の人間」を描き、一見ぶっ飛んでいたコメディパートでも、
合コン中でも消防車のサイレンが聞こえたらすぐに仕事モードに切り替えられたり、
三宅夫婦に出会ってからは目の前の案件に打ち込んだり、
デート中にある妄想がきっかけで武田の話が入ってこないほど気になって仕方なかったりと、
様々な形で、どんな時でも根底にあるのは"警察官としての使命感"というのが描かれてきたので、
終盤の正反対な展開に繋げるのにも無理がありません。
そして、川合の新たな学び。
今までも警察界の現実を思い知らされては自分なりに吸収してきた彼女だけれども、
今回はそれらとはちょっとベクトルが違って、
理想の恋愛を語っている姿が頭に焼き付いていただけに、切ない余韻が残りましたね…。
「公務が入ったら、好きな人に背中を向けて走らなきゃいけない仕事だって
藤さんから学んだから」
これ、一人前の警察官を目指す覚悟がある人じゃなきゃ言えませんって(泣)
仮に気づいていたとしても、プライドが邪魔するかもしれない。
すぐへこたれて、もうやめたいって言い張っていた最初の頃が嘘みたいで。
川合も藤たちの下で、着実にタフな人へと成長していっているんだというのを
実感させられた回でもありました。
一方で、かつてはチンピラ大奥の仲間だった元同期については、まだ詳細には触れられず。
あの写真を見てからの…コンビに亀裂が走るとうたっていた次回が気になりますね。
自分が可愛がられていたんじゃなくて、かつての同期に似ていたから
その代わりとして可愛がられていたんだという思い込みに走ってしまうのか?
ついでに…これは前々から思っていましたが、
川合のモノローグが過去形なのも関係ありそうな気がしてならないです。