TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 9話 感想|妹は迂闊な人ではないはず!
涼香(佐藤栞里)のあまりにも素直な性格にはびっくりたまげちゃいましたよ。
…え?なんで?って気持ちが強い。
冷静に考えたら、音羽がクビになるのになぜ
喜多見(鈴木亮平)の"空白の1年間"という、違う人で、しかもピンポイントな部分を
話さなきゃならんのだ…とは思わないのかしら(笑)
音羽が好きで助けたかったとしても、
久我山(鶴見辰吾)側がどんな事情を抱えているか知らないとしても、
「彼はお兄さんやMERを守るために自分の夢や人生を捨てようとした」の流れで
私が涼香だったら「音羽先生が何をしたんですか?」くらいは聞きたくなるけどねぇ。
兄を信頼してきて、秘密を守り通してきた彼女があっさり口を開くとは到底思えません。
そこで…ピンと来たんですよ。
涼香が過去を話し始めるシーンが(サイレントでも)映らないまま
次の 街中にニュースが流れるシーンに切り替わったのは、
他の誰かがリークしたからなんじゃないかと。
つまり、彼女はエボラ熱とは違う嘘をついた。
あの続きは、次回の冒頭か中盤で放送される…はず。
じゃあリークした犯人は?となると、
椿(城田優)の場合、喜多見は自分にとって自由に動ける状態にしてくれた"恩人"だから
窮地に陥らせるほどの恨みを持っているとは考えづらいですし…
何となく公安なのかなぁ?と思っています。
白金大臣(渡辺真起子)に対する「なんで?」は、
書いたらまた同じような文章になってしまいそうなのでカット。
しかしさ…陰謀論・政治色が強くなる所は前作の最大の欠点でもあったけれども、
作品の魅力を本当に壊しますよねぇ。
公安も出てきた事によって、本来描くべきジャンルを他のジャンルが侵食していくような
違和感が徐々に強まっています。
久我山がデレてくれたって良いんですけど、最後まであの憎たらしいキャラは貫くのかな。
次作も設定的に"悪党"が絡んできそうな匂いがプンプン漂っていて…
日曜劇場テイストの勧善懲悪モノに食傷気味なんですよね、最近…(汗)