ナイト・ドクター(Night Doctor) 5話 感想|無許可で手術しても処分なし!

 

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あの〜…たとえいくらあり得ない展開だったとしても、

その前後に補足があれば、まだ受け入れられたと思うんですよ。

入れて欲しかったのは「実の両親に連絡したかどうか?」の1つだけ。

これがあるとないとでは、夜間医療チームの印象が全然違う。

誰か1人が実の両親の許可とろうとギリギリまで粘っていて

結局間に合わなかった…という所まで描いていたら、

目の前の命を救うためなら躊躇しない使命感の強い医者に見えていたかもしれないんですけど、

訴訟中の人に対して「そんなに訴えられるのが怖いんですか?」って嫌味は言うわ、

日向(正垣湊都)を連れてきた越川(紺野まひる)が

誘拐犯の可能性があると疑わず素直に言葉を信じるわで、

まるで頼もしい存在に映らないんですね。

そして、もしこのまま日向が無保険だったとなると

手術に関わった全員に相当な罰が下される訳で…

努力している様子もなく、後先を何も考えずに突っ走る無責任な医者の姿に

どう感動しろって言うんでしょうか。

まぁ、本作の事だから、今回の件もうやむやにしてなかった事にするんですよね(苦笑)

 

“チームの絆"の描写も極端なら、緊迫感の演出もズレていて。

毎回誰かしら感じ悪い登場人物がいて、

人のプライバシーにズカズカ入り込んで気まずくさせて、デイドクターといがみ合って…

医療ドラマにおける緊迫感って、人間関係のもつれで見せるものじゃないと思うんです。

肝心の医療現場は、立っていてはプライベートの話で揉めているか、

控室や屋上で喋っているかして暇そうだなぁ…といつも思いながら見ていますが…

今回はみんなが直立して説明台詞を話すシーンが多いのもあって、

画面に「動」が感じられず、余計に間延びしていた気がしました。

 

内容にしたって、前回のラストを考えれば

成瀬(田中圭)の過去に焦点を当てた話になるはずなんですけど。

これまで通りに"1人の人間の成長"を描けば良いものを、

なぜか彼と関わりのない人物のエピソードを混ぜ込んだために、

一応表上は「人生における究極の選択」というそれらしいテーマにまとめつつ

「で、結局何が描きたかったの?」みたいな主軸のぼやけた内容になってしまいましたね。

 

美月(波瑠)が過剰労働で倒れるのは予想通りで面白みはなかったですが、

分かりきった展開を2週間後に引っ張らなかった所や、

デイドクターから「親の同意書なしに手術するなんてあり得ない」という

マトモな言葉が聞けた所だけは良かったです。

本当、その2つだけ(笑)