レンアイ漫画家 3話 感想|いろいろ描き過ぎな気がしてきたなぁ。
うーん…「恋愛ミッション」「レンと家族になっていく過程」
「恋愛が出来なくなった清一郎(鈴木亮平)の過去」
やっぱりこの3つのエピソードが組み合わさっていないから
ぎこちなく感じる…というのは前回と変わらず。
今回も「清一郎、優しい表情するなぁ…」で終わってしまった。
でもこれだと感想が数行で終わってしまうので、もう少しその理由を噛み砕いてみます。
本作は漫画原作で、私はそれを未読なのであくまでも憶測で書きますが、
多分、話が進んでいくのに伴って状況も登場人物も変わってくる
「〇〇編」を同時に描き過ぎているんだと思うんです。
つまり、整理整頓が出来ていない。
最初は「なんか面白そうなやつだな。こいつなら漫画に活かせそう…」という体で
あいこ(吉岡里帆)をスカウトし、丸の内のOLなりギャル風ママなり
いろんな恋愛ミッションをさせてみる…これが「①恋愛ミッション編」
次に、そのうち彼女が当時気になっていた高校生の女の子だったと気づいて、
今まで愛を知らなかった清一郎が次第に興味を示すようになる…のが「②主人公の過去編」
最後に、あいこと関わる事で愛との向き合い方が分かってきた清一郎が、
共に住んでいるちょっと控えめなレン(岩田琉聖)にも同じように愛を与え、
家族として互いに心を開くようになっていく…のが「③家族編」
本当に勝手な想像でしかないですが(謝)
こうやって時系列を追って展開していった方が、
不気味な装いの清一郎がたまに見せる"優しい一面"を終盤で重点的に描く作りからしても、
「不器用だらけのコミック・ラブストーリー」として
しっかり形にはまるんじゃないかなぁという気がしてきました。
ネタ振りも多くて、それが全体をごちゃごちゃさせちゃってるんですよね。
特に、正体を探る金條(木南晴夏)のくだりは、もう少し後でも良い。
恋愛ミッションにしても、劇中で合間合間に手の内を明かすんじゃなくて、
最後にまとめて「実は全部向後(片岡愛之助)がプロデュースしていました!」って
サプライズ性を持たせても面白いかもしれないのに。
今期の木曜日、2本ともあまり惹かれていないんだよなぁ…。
どっちかと言うとこっちの方が、主人公も主題歌も好きな感じで
応援したくはなるんだけど、内容がそれに追いついていないっぽいのが…
どうしたもんかなぁ…(汗)