バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜 1話 感想|「テレ東なのに」を押しまくるw
無印の方は見ていないけど、島の方は当時視聴済み。
名脇役100人…どんな風に描いていくのかと思ったら、
初期メンバー4人は基本的にストーリーテラーみたいな役割、
あとはパロディ化されたドラマのキャストとして続々出てくる…みたいな感じですかね。
前作は役者が自分の役を演じる事、
それぞれが自分をキャラクター化していく所に面白味があっただけに、
今回は初期メンバーが脇役に回り、
「ドラマがどう作られていくのか」というドキュメンタリー部分が
(あくまでも"フィクション"らしい設定・展開ではあるものの)強まった気がして、
前作のような感じを思い描いていた私としては少々戸惑いを覚えましたが。
それでも、人物紹介の内容をするりするりとこなしていく役者の演技の小気味良さや、
テレ東ならではの"自虐ネタ"を活かした伏線回収には笑わされ、
これはこれでアリなのかもなぁ…と思えた初回でした。
数々の大ヒット作が並ぶ中、うちの作品を見てもらうようにするためには
結局、人気キャラをパクって総動員させて、首相の会見をこぞって流している時間帯に
放送するしかない=結果視聴者の支持を得る という
テレ東のスタイルをテレ東自身が皮肉っているっていうのがまた良いですよね。
一応地方局なので、視聴率1位はあり得るのか…?は疑問ですけど(笑)
そして、半沢もどき役を演じる向井理さんが妙に似ていて、
ちょっと見てみたい気持ちにはなりましたw
Doctor-Z、CTO、大合併、チーム7、わたしの番です…
あの作品だ!って分かる楽しさもあるし、
キャストは揃えているんだけど、どことなくB級臭を感じさせるのは本作あるある(笑)
全体的にゆるい雰囲気の本作が映画化するっていうのは、
何だかテレ玉&TOKYO MX辺りの作品の流れみたいでもあります(これ、分かるかしらw)。
パロディ化したものは映画でじっくり見られる…って事なんでしょうかねぇ。
「役者って面白いよね。わがままな人もいれば気配りな人もいるし、
ベテランなのに子供っぽいやつもいるし。若いのに度胸ある奴もいるだろ?
でもさ、みんな根っこは同じなんだよね。
主役も脇役も、みんな作品を愛する現場の仲間なんだよ。」
松重豊さんのこの台詞が本作のテーマなのでしょうね。
個性もキャリアもバラバラな役者が一丸となる様を楽しむ。
前作があの締め方だったもので、"伝説の作品"として終わっちゃうのかなぁ…という
物寂しさがあった分、またこうして帰ってきてくれたのは嬉しいですね。
本作は気軽に見て楽しむ方が向いていると思うので、感想は今回のみにする予定ですが、
次回にも期待しています。
↓前作の最終回の感想はこちら↓
↓前作の感想はこちら↓