10の秘密 10話(最終回) 感想|割と真面目に何がしたかったん?
「最終回だけ見れば全て解決するでしょ!」と思っていた人も、
これで納得出来たのかなぁ…と疑問に思えるほど、とにかく雑に終わらせた最終回。
あまりにも置いてけぼりにされたので、感想もざっくり書きますわ。
最大の見せ場であろう圭太(向井理)と由貴子(仲間由紀恵)の対峙シーン(?)も、
今までの回想や説明台詞で、ずーっと突っ立ったまま真相をベラベラ語っているだけだから
冗長に感じられてしまうし。
二本松(遠藤雄弥)の忠誠心が結局何だったのかも謎。
そして最終回に合わせて、みんなが急に良い人オチ。
何もかも中途半端にまとめちゃったなぁって印象。
スタッフが途中でシナリオ作りに飽きてきてしまったのでしょう、きっと(苦笑)
それとも、3億円が欲しいがために他人を利用したかと思ったら、急にどうでも良くなって、
ただひたすら由貴子の動きを妨害したかと思ったら今度は良心で逃がしてあげるという
圭太のノープランさに終始ブレがなかった描写は、
褒めるべきポイントだったんでしょうかね?(笑)
サスペンスには持ってこいの仲間由紀恵さん、渡部篤郎さん、佐野史郎さんといった
キャスティングで期待していましたが、結局、サイコホラーな演技合戦は一切見られる事なく、
上のポスタービジュアルも含めて完全に裏切られたって感じのドラマでした。
向井理さんもそこではドヤ顔を見せているから、
てっきり頭の冴えた策士なのだと想像していたのにさ。
タイトル「10の秘密」と物語の方向性の噛み合ってなさは勿論でしたが、
全員迂闊なはずなのに、「みんな賢いのだろう」というイメージを視聴者に植え付ける
このポスタービジュアルにした事が、本作最大の失敗だと思うのですよ。
個人的に火9枠は、フジドラマの中では意欲作が多くて一番好きな枠なんですが…
最近は"当たり"がありませんねぇ。
次作の「竜の道」。これは面白いと良いんですが…
何なんでしょう、「おにいちゃーん!」にエコーがかかっている時点で
ネタドラマ臭がするのは私だけでしょうか(笑)
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