モトカレマニア 最終回 感想|マニアじゃなくてただのモトサヤ。
タイトルがモトカレマニアだし、劇中でも「自分の幸せは、自分で決める」と
言っていた事から、最初のようなマニアになって終わるオチだと予想していたけど…
普通〜にヨリを戻しちゃうんですね。
それ、「モトカレマニア」じゃなくて「モトサヤ」だからさ。
ユリカ(新木優子)とマコチ(高良健吾)の関係はグダグダうじうじ…
しかしクライマックスに近づいたら、
やっぱり好きなもんは好きなんだ!と気づいて動き出す。
付き合ってみて「"好き"だけじゃどうにもならない事だってある」って
気づいたんじゃないの?
なのに、山下(浜野謙太)とむぎ(田中みな実)の写真を見て心境が変わる…
山下もさくら(山口紗弥加)も恋人が出来たから、私もその勢いで付き合っちゃえ!という
軽い気持ちで決意したようにしか見えないのは私だけ?
もし本当に打ち切りなんだとしたら、端折ったのはここの「気づき」に至るまでの
過程じゃないですか?
走っている時に、切ない曲流しとけば何とかなるでしょ感漂う演出も雑。
二人きりになった時に本物のツリーが光り出すのも雑。
人物描写も雑。全てが雑。
いつの時代のラブストーリーを見せられてんねん
ってくらい、ベタ過ぎる最終回。
原作がそうなのかもしれないけど、
やっぱり、元々が奇抜な世界観じゃないと(これも割と奇抜な設定だったが…)、
最終回で盛り上げるのは脚本家にとって至難の業なのかなぁ。
既婚者じゃないのに結婚していると嘘をつくという謎の設定がありながらも、
最後は昔の月9みたいに空港まで駆けつける→ど真ん中でキス!ってオチだったし。
あれ…書いてて思ったけど、流れ、一緒…?(滝汗)
共通点は、設定を活かせず、どう扱って良いか分からず、
方向性が迷走した状態のまま終わらせたって所でしょうか。
山口紗弥加さんの今までにない、チャーミングな佇まいには惹かれた。
ガンバレルーヤのよしこさんと関口メンディーさんは、思っていた以上に
自然体な感じが良かった。
個人的な見所はそれくらい。
主人公のユリカもマコチも、ただ顔が良いだけで、
お互いがどこを好きになったのかが伝わらなければ、魅力も全然感じられない。
ユリカは何かと面倒臭い。マコチは感情を見せないから、何考えてるのか分からない。
そんな印象しか残らないから、もうくっつこうが別れようが
どうでも良い…とさえ思ってしまいました。
あーあ、途中からずーっとシリアスモードで気持ちが盛り上がる事もなく、
つまんないドラマだったな。
最後まで見なきゃ良かった。時間を損した気分。
↓今までの感想はこちら↓