シャーロック 4話 感想|男の嫉妬ほど面倒臭い事はない…

 

f:id:rincoro_ht:20191007224852p:plain

 

個人的には、最後に一気に畳み掛けて頭を混乱させる感じのする

ちょっとモヤっとしていた事件パートも、

今回は今までより比較的全貌が掴みやすく、3人のやり取りも含めて楽しめた気がします。

いつものバイおディーンタイムまでに、梶山(矢野聖人)と潤(小林喜日)、

優子(小島藤子)との関係性を把握する事が出来、

もしかして石橋(金子ノブアキ)は…?と、彼の心情を想像する余裕も生まれました。

 

また、回を重ねるごとに物足りなかった人間模様の"深み"も復活してきた印象で。

犯行の動機は男の嫉妬。男の嫉妬ほど面倒臭い事はない。

天才を育て上げたどんなに優秀な人間でさえも、結局は感情と憎しみには勝てない…

という少し皮肉めいたお話に。

 

趣味のボクシングなだけあり、

いつもよりノリノリに見えたディーンさんのコミカルっぷりも。

15年間温めてきた想いを一気に吐き出すかのような「嫌いだったんだぁ…」の

金子ノブアキさんの目を見開く表情も。

傘の持つ鮮やかなオレンジと、哀愁漂う彩度を落とした風景の対比を効かせた映像も。

ゲストの演技力で魅せる作風に定評のある本作ですが、

ストーリー面、演出面、役者面どれにおいても、

いつも以上に「良いものを見た」気分にさせられた回でした。

今回の作りが自分には一番合っているのかもしれませんね。

 

誰にも真似出来ない鋭い推理力を持つのが獅子雄なら、

女心に対する理解力に秀でているのは若宮(岩田剛典)。

「それが彼女の一度きりの勝負だったんだ。

この矛盾した感情はあいつには分からないだろう」

この一言だけで、同じ「真実を追求する」という共通点があっても

二人がいかに相反する立場にいるのかがサラッと分かる結末には痺れました。

 

良いですねぇ…切れ者のコンビを見ていたい。

そして、江藤(佐々木蔵之介)のおどけたキャラに癒されるのが、またお気に入り。

こらっ1人だけ自転車漕いで楽するな!(笑)