未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 4話 感想|「当てずっぽ」が引っかかる
前シーズンよりもゲストの見せ場はしっかり用意されているし、
主題歌との相性も良く、切ない余韻の残る人情モノとしては
結末も上手くまとまっている印象。
今回は何より、広大なひまわり畑と白いワンピースの映える可憐な少女の対比が効いていて、
お盆は過ぎたものの、夏という時期もあり、そういった行事を彷彿とさせられる設定で、
お母さんも上の世界で二人の今後を見守ってくれているのかな…なんて思いながら
見てしまってました。
今までのラストの中では一番好きかも。
しかし、本作の主役であるはずの「文書」が
エピソードにあまり活かせていないのが気になりますね。
特に「一応文字も絡んでいる」や「当てずっぽ」という台詞を刑事に言わせちゃうのは…
コンセプトを壊しているんじゃないのかな?と思います。
最終的に事件の真相を掴む手がかりとなったのが、その「当てずっぽ」で推理した
手紙に書かれた “と" の書き文字と、駒に刻まれた “と(と書いて金と読む)" の始まりが
朝顔が蔓を巻いたみたいな形になっていたから、あの男と娘は実の親子だったという
結び付け方もちょっとこじつけが過ぎるし…。
(文字の癖は親子で遺伝するものなのかが疑問で…。)
形が完全に一致するのが決め手となるのなら、それは文書捜査官の仕事じゃなくて
科捜研に置き換えても十分成立出来そうなんですよね。
キャラクターは好きなんだけど、内容はベタな刑事ドラマなんだよなぁ…
という複雑さをまたもや感じる事になるのかどうか。
は「文書」が活かされていて、ストーリーも含めて面白かったんですけども。