さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 4話 感想|ここに来て恋愛のゴタゴタが(汗)
1話ごとの内容とリンクさせるように、毎回違ったクラシック音楽を紹介・演奏する
形式をとっているのが特徴的でもある本作。
その曲は、勘違いと計算、純粋さとしたたかさが入り交じった
大人たちが織りなす恋の喜劇を表現しているんだそうで、
内容もそれに合わせて、志帆(石田ゆり子)に雷に打たれたような一目惚れをし、
噂がすぐガセだと分かってショックを覚える古谷(玉山鉄二)の姿だったり、
自分が間男だとバレないための攻防戦を演奏本番で繰り広げていたり、
指揮棒を振っている最中に目をかっ開く俊平(西島秀俊)の表情だったり。
いつにも増してかなり混沌とした出来になっていました。
でも…最後のカメラワークの素早い切り替えによる俊平と古谷の心の対話はもちろん、
あそこまでコメディで、どこか抜けた役を徹底して演じる
西島さんと玉山さんは新鮮だったので、"1つのお話"としては面白かったんですけど。
“本作のうちの1話"として見ると、脱線し過ぎな気がしてなりませんでした…。
特に疑問なのは、志帆との離婚危機エピソード。
前から思っていたんですが、個人的には、娘と同程度の深刻な問題を
妻との間でも抱えている…っていう設定に必要性を感じないんですよねぇ。
そもそも、嘘ついて、変装してまで隠れるのもよく分かりませんし。
大体…まぁ、響(芦田愛菜)が父を拒絶する理由が超小出しにしか描かれないので
これは憶測でしかないんですけど、
そうした理由の1つには少なからず、徐々にストレスが溜まっていく母の様子を
目の当たりにしてきた事も含まれてはいるだろうから、
離婚問題が解決したら、その流れでじゃあ私も…と
ちょっとでも心が動いてしまうものなのではないでしょうか。
以前の感想でもサラッと書きましたが、
本作がどんな作品なのかは公式サイトではこう記載されていて。↓
“ある事件”で家族も音楽も失った父親とそんな父を拒絶し音楽を嫌う娘が
地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていく
とびきりアパッシオナート(情熱的)なヒューマンドラマ!
だから、メインは「父と娘の再生」「地方オーケストラ」の2本柱なはずなのに、
妻との訳ありエピソードを中心に話を展開していくだけでなく、
俊平・古谷・倉科(新木優子)による恋愛絡みのゴタゴタまでやられたら…(汗)
晴見フィルの現状ってどうなってるんだっけ?と言いたくなるほど、
メインが霞んでいるように映ってしまったのが勿体なかったです。
(前回、「恋バナの描写がないのが見やすい」って書いたけど、あったね…(苦笑))
晴見フィルって残り3ヶ月でしたよね。
現実世界と大体同じ時間で進んでいるんだとしたら、もう1ヶ月経ってしまっている訳で、
「あっという間だ…」っていう焦りや将来への不安も膨らんでくるものでしょうし。
前回まで不協和音の関係があって、
(少し触れられていましたが)まだまだ音楽について勉強中の天音(當間あみ)がいて、
人員不足で人を急いでかき集めてきたくらいには、
チームの団結力や一体感も駆け出しの状態だと思います。
つまり、晴見フィル関連で気になる事が多いんですよね。
なので、しれっとレストランで演奏会を…ではなく
あれからどうなったのかもちゃんと知りたかったですし、
団員との関わりや演奏会での化学反応を通して、
自分も娘とやり直せるのかもしれないという希望を見出していく俊平の変化を
好んで見ていた私としては、物足りない気持ちにもさせられました。
次回はいよいよ、ようやく?響から5年前の事が明かされるそうで。
むしろ、そっちの方を早く見せて欲しかったです(汗)
P.S.
私事ですが、一昨日(2/4)からコロナに罹患してしまいました。
金曜日夜の時点で喉がやけに乾燥している感覚を受けて、翌日に熱と咳が出たので
検査キットで測ってみた所、陽性だと…。
ちなみに、先に体調が悪くなっていた母も陽性でした。父が感染してないか心配(汗)
金曜・土曜の感想投稿はいつもサボりがちなので
わざわざご報告しなくても良いのかなぁと思いましたが、
睡眠時間確保で、今後は感想ももう少し簡単にまとめるかもしれないので
念のためお知らせした次第です。
…と言いつつ、今回の感想も結局、文章量もかかった時間もいつも通りだったんですが。
次回からはね…うん。
現在は熱と咳、だるさ、喉と頭の痛み、あとは体の微妙な痛みが続いている状態です。
最近かなり生活習慣が乱れていたのは確かだったので、
しっかり反省して、地道に治していくしかなさそうです…。
“何事も修復"に努めます。