春になったら 2話 感想|最期が迫っているからこそ、語り合える2人

 

 

「この親にしてこの子あり」ということわざが

相応し過ぎる2人だな…と思いながら見た回でした。

前回で、数ヶ月前にがんだと診断されても娘に報告せず、

治療を受けない事を独断で決めていた雅彦(木梨憲武)に対して

「私のために治療受けてよ!バカ!」なんて瞳(奈緒)も怒ってはいたんだけれども、

瞳も瞳で、お父さんに似て一方的に話を進める所があるんですよねぇ。

…本人は自覚していないんでしょうけど。

 

結婚の話をどんどん進めてしまえば、お父さんにも生きる理由が出来て

治療を決心してくれるかもしれない!と思いついてからの医者にかけるマシンガントーク

結婚式の打ち合わせでも1人で勢い良く提案して、

一馬(濱田岳)もアドバイザーも置いてけぼりに(笑)

親子でここまで似るんか!?ってくらい、瞳の暴走っぷりには雅彦の面影を常に感じさせて、

可笑しいと同時に、それだけ父親からの愛情をいっぱい受けて育ってきたのだと

微笑ましい気持ちにさせられました。

 

親子で似た者同士…なのが、今回の話では結構強調して描かれていて。

前半はそれでクスクス笑っていたのが、

思い出の海でのシーンからなだらかに切ない雰囲気へと変わり、

ある意味、二部構成の形になっていた気がします。

 

切迫流産の妊婦に「気づいてあげられなくてごめんなさい」と言っていた所を

旦那に見られてしまい、病院側に落ち度があったのではないかと疑われ

訴訟を起こされそうになった事で、

医者や先輩から注意を受けてしまった辛い過去を、初めてお父さんに話した瞳。

病院を辞めて助産師に転職するという大事な過程を

なぜ今まで言わなかったのかは…お父さんに心配をかけたくなかったから。

「大切な人を想っていて、大好きだから言わなかった」

やっぱりここも、雅彦と一緒なんですよね。

カメラを前にして、自分が頑なに治療をしない理由をはっきり伝えてくれた

お父さんの様子を見て、顔を逸らして泣いてしまう瞳のカットがありましたが、

自分が当時、苦しい日々が続いて、

恐らく悩みを聞いて欲しい衝動に駆られていたにもかかわらず

長年ずっと話してこなかった経験があるからこそ、反論はしづらかったし。

雅彦が治療を長期間続ける事で、娘に迷惑や負担をかけさせたくなかった…という

お父さんの隠された想いも、手に取るように共感出来たんじゃないかなと思います。

 

同じ家に2人で住んでいるのに、お互いの苦しみや葛藤には気づけなかった。

子供が男性ではなく女性で、反抗期を迎えていたら

ますます何もかも語り合う関係性ではなくなっていたでしょう。

でも、コミュニケーションが多少減っても、食卓を囲むし、毎日を共にする。それが家族。

そんな家族が初めて自分の抱えていた想いを吐露出来たのは

“最期"が迫っているから…っていうのが、またもどかしいですね。

 

しかし、仲直りし切れていなかったり、上京して遠い距離になったりで

想いを伝えられないままお別れとなってしまう家族が多いのが現実。

だから、助産師への転職、恋人との馴れ初め、治療を受けない理由…と

2人でああしてゆっくり話せる機会が作れて良かった…とも思うのでした。

 

今回の件で親子が分かり合えた所で、

次回からが実質、本編スタートといった感じですね。

題材が題材なので、結末は読めてしまうのですが。

最終回までどうか、しみじみと温かい雰囲気を貫き通していっていただきたいです…。

 

 

 

 

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