さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 2話 感想|ツンケンしつつも、気持ちが揺らぎ始めている響…

 

 

「お互いの音を聞き合って、イメージを伝えて、音と音で会話していく」

「一緒に奏でる人とイメージを分かち合えた時、魔法のような時間が生まれます。

ああ…生きてるなぁって、感じる時間です。」

指揮者志望の天音(當間あみ)から、指揮者をやっていて一番楽しい事は何かと

質問された時の俊平(西島秀俊)の答え。

これ聞いて、だからかぁ…って納得しちゃいましたよ。

そりゃあ、指揮をしている際にあんなに幸せそうな表情を浮かべる訳だと。

 

この質問をしているのが楽器演奏者ではなく、指揮者志望っていう所も良くて。

主人公と同じ道を目指そうとしている

ある意味一番近い立場にいる人物が物語に加わる事で、

俊平の音楽に対する向き合い方や、なぜ再び指揮者をやろうと思ったのか…といった

主人公の思想やルーツみたいなものがより鮮明に描き出されて、

キャラクターに立体感が増すだけでなく。

オーケストラについて深くは知らない視聴者に向けても、

指揮者の仕事がどういうものなのか?という説明にもなっているんですよね。

 

他にも…ある時は、子供心くすぐるピアニカと

蓮(佐藤緋美)のチェロのセッションで新たな刺激をもらったり。

またある時は、「あなたは指揮者=シェフなんだから、携帯に頼らず自由に作ってみたら?」

という瑠季(新木優子)の言葉を、自分を変えるためのアドバイスだと受け取り、

オリジナルのアップルシュトゥルーデルを作ってみたりする。

今回はそんな、3人の出会いを通しての俊平の変化が描かれていました。

まだ2話の段階で、人員不足の状態から始まっていて、

どうしても新キャラを団員に迎え入れるまでのエピソードは押さえなければいけないので

情報過多にはなってしまうんですが…

やっぱり、脇役のエピソードを適度に膨らませつつ、

最終的には主人公中心の物語に消化していっている作りが、

見ていてごちゃつきを感じさせない理由に繋がっているのかもしれません。

 

そして、本作のサブタイトルが「父と私のアパッシオナート」とうたうだけあって、

響が少しずつ感情の揺らぎを見せ始める姿も水面下でじっくり描く。

父の指揮者としての一面を知る時って、大体立ち聞きが多いように見受けられるんですけど、

響が父の赴任するホールに勤務しているという設定だからか、

何度もばったり会いそうになるのにも無理がないんですよね。

そこはナイスアイデアだなぁと思ってます。

正直、彼をあそこまで嫌うようになった経緯がまだ語られていないので、

彼女のツンケンした態度に寄り添えない部分もあるんですが、

2話にして、本当は音楽が大好きなのかも…?という柔和な表情も垣間見えた辺り、

父娘間の確執が長引かない事を信じたいですね。

 

今回の感想は時間の都合で、少し落ち着いた文章になっちゃいましたけど(汗)

全部に触れるとしっちゃかめっちゃかになるだけで、

本作の魅力的な所って結構あるんですよ…。

良いと思えた作品ほど、感想が書きにくくなるのが私なので(苦笑)

その中で1つ挙げるとするなら、ライティング。

本作のライティングって、強い光が差し込まれて、

周辺がボワ〜っと淡く映し出されている感じがしませんか?

個人的には、映像が若干オレンジ調にまとまっているのもあって、

それがちょっとだけ幻想的で、夢の世界に入り込んだかのような錯覚を覚えて…

特に、演奏シーンで楽器がチラッチラッと反射して光るのなんかは、

心が弾んでいる瞬間とか小さなときめきを感じさせて、

そこから、音楽がただひたすら大好きなのが伝わってきてウルっとくる事があるんですね。

 

その点で言えば、今回の楽曲「ウィリアム・テル」は相性抜群でしたね。

大輝(宮沢氷魚)の吹くトランペットから、耳馴染みのある転調が流れ出してからは

同じくワクワクさせられてしまいました。

 

心から楽しそうなみんなの様子を見て、気持ちの良い音楽を浴びる日曜夜。

団員同士のいざこざがないのが、何よりもの救いです(笑)

本作を日曜日に持ってきて正解だったと思います。

月曜日からまたお仕事頑張れそう…っていう活力をもらえる、そんな作品です。

 

 

 

 

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