忍者に結婚は難しい 6話 感想|1時間闘って終わったぞ!(笑)
闘いのシーンが予告映像で流れるたびに、ワクワク楽しみにしていた私。
いや、4話の時みたいに、あっさり疑惑が晴れるケースがまたあるかもしれないから、
過度な期待はするんじゃない…と言い聞かせてはいたし。
今回の、朝になった途端唐突に闘いが始まったのだって、
きっと夢オチだろうな…と予想していたのだけれども。
とりあえずは、前回に引き続き「見たかったもの」が見られて満足満足!でした。
まぁ、まさか、周りはいろいろ動きを見せている中で、
夫婦2人はひたすら闘って終わりなのは意外でしたけどね(笑)
特に面白かったのは、ふるさと納税のカニが届いてからの2人のやり取り。
そうそう…「実は敵対関係にある忍者一族の末裔の2人」と「夫婦あるある」は
あのくらいのバランスで描いていただきたかったんですよ〜。
今までの回は真逆で。
夫婦あるあるネタがベースとなっている話の中に
たま〜に忍者っぽい要素が混ざり込んでくる感じだったので、
本性(裏の顔)を現さないかとヤキモキしていた方は多かったんじゃないかと思うんです。
そして、もう1つ思うのは…今回の闘いが初回の時点で盛り込まれていたら、
掴みとしては抜群だったのかもしれないなぁと。
例えば、近年のドラマで割と見かける「先見せ展開」を利用して、
冒頭で本格的に闘っている様子を映してから時間を遡る構成をとって。
まずは"普通の幸せ"を感じている夫婦の日常をじっくり描いて、
ある日のふとした動作に違和感を覚え始めて、気づいたら相手が忍者だと分かった…
という流れになっていたら、エンディング映像でしか味わえていなかった
2人にもより感情移入出来たような気がします。
某仮面医療ドラマもそうですが、どの段階で何を見せるか?で
作品に対する第一印象ってガラッと変わってしまうものなので。
とにかく、蹴りの演技ならお馴染みの菜々緒さんと、
ギャップで魅せるならもってこいの鈴木伸之さんなら
絶対面白いはずのキレッキレなアクションを
6話までとっておくなんて…本当に勿体ない事をしたと思います。
あと特筆しておきたいのは、エンディング映像と本編の繋がりについてですかね。
「何も知らなかった頃」の微笑ましい出来事や馴れ初めのエピソードが、
本編でも2人の"葛藤"や"覚悟"を通して、少し感じられたのも個人的には良かったです。
先日コメントをいただいた読者様も仰っていましたが、
本編だけだと蛍(菜々緒)は、悟郎(鈴木伸之)の事大好きなのかなぁ…?と
疑ってしまうほど、基本ツンケンした態度ばかりとっていたために、
エンディング映像とで温度差を強く覚えていたのです。
…正直に言うと、あんなにお互い両想いで結婚したのに〜!という切ない成分は、
エンディング映像から摂取出来た事に変わりはないものの(笑)
でも、チグハグな感じが今回で薄まったのには安心しました。
やっとこさ、本作がうたっていた「ロミオとジュリエット」っぽくなりましたね。
正体に気づいた蛍と悟郎以外にも、
後半戦に向けて、どんどん核心に触れる話になりそうです。