ナイト・ドクター(Night Doctor) 3話 感想|深澤よりも早くポンコツを脱却した桜庭…の巻。
某救急車マーの翌日にまた同じようなチーム医療ドラマなので、
比べられやすくはなるよねぇ…
で、その作品を見ちゃうと、比較したくなくてもこっちが地味に感じてくるよねぇ…(汗)
このブッキングは流石に可哀想。
本作の場合は「患者を救う医者の姿」じゃなくて「経験を積んで成長していく姿」を描く、
つまり、医療というよりかは"ヒューマンドラマ"や"ザ・群像劇"を重視している作品だから
方向性は全く違うとは言え。
劇的なシーンは少ないし、台詞だらけになってしまって
全体的にゆるやかに進行しているように感じてしまうんですよね。
後は本作の世界観に馴染めるかどうかだと思うんですが…
元々こういった系統の作品を好んで見ている人か、出演者目当ての人じゃないと
毎週見続けるのは大変なのかもしれません。
その欠点を無くそうと何とかして感動的に見せようとしたのが
本郷(沢村一樹)が無保険の患者の息子に言葉を投げかけるシーンなんでしょうが、
生活保護の件が絡んでくるとなるとちょっと強引過ぎました。
うーん…子供を説得したって本人にはどうしようも出来ないし、
それこそ、死者を出したくないという医者側のエゴが働いているんじゃないかって思うし…
そもそも「家を売らないと生活保護がもらえない」とも捉えられる展開の仕方をしているけど
テレビ的に大丈夫なの?という疑問も出てきます。
シングルファザー、介護、年収…条件次第で家を手放すか手放さないか
変わってくるもんじゃないんでしょうかね。
せめて医者側が手続きしてくれている様子を、「児童福祉」「役所」といったワードを使って
台詞でサラッと描いてくれるだけでも良かったんですが、
あれだと変な誤解を生みそうな気がしてなりません…。
メイン回だった桜庭(北村匠海)にしても、
あんなにマメに勉強して努力家な部分を見せるくらいだったら
タメ口の設定にする必要はなかったですね。
いくら頑張っていても「美月"ちゃん"」は…軽過ぎてズッコけるのよ。
キャラクターがブレブレなのは、
今後描かれるであろう成瀬(田中圭)も高岡(岡崎紗絵)も一緒なのかなぁ。
どうせキャラ変するんだったら
常にカルシウムが足りていないようなデイドクターの面々にして欲しいんですけども(苦笑)
人の家の私物だろうと、勝手に引っ張り出してはプライベートな情報を覗き見する人はいるし、
デイドクターはうるさいし、また浮気している医者の恋人が出てくるし…
本作の男性陣ってまともな人が少なくないですかね?
っていうか、美月(波瑠)の家族?まさか本人?が桜庭のドナーであるみたいな
提示がされていましたけど、ドナーって普通は誰だか分からなくない??