モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜 5話 感想|大団円から生まれる孤独

  

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うわぁ…ちょっと分かる気がするわ。俊祐(工藤阿須加)の気持ち。

物の気持ちが分かってしまう萌子美(小芝風花)がいる家族とだと、

心地良く過ごしづらいだろうなぁ…と、初めてそう思えました。

悪口を書き込んだスマホが重いって気づかれてしまうし。

いつか本心もバレてしまうんだろうし。

萌子美といると日常がもっと華やかに色づき始める一方で、

彼女に自分の本心が見抜かれてしまう怖さに怯えながら

“良い人""良い家族"を演じなければならない部分もあるんでしょうね。

 

花屋の店員達が萌子美の個性を受け入れてくれて、仕事も軌道に乗り出して、

母も理解してくれるようになり…という、最終回の大団円のような展開の中で、

ただ一人孤立し、闇が深まっていく俊祐の描写には胸が痛みます。

某ドラマみたいに てくれたら

あまり溜め込む事もないんでしょうけど、

残念ながら、そんな風に上手く流せる人の方が少ない訳で…。

穏やかで真面目な性格であればあるほど、怒りの感情の吐き出し方が不器用になってしまいがち。

 

彼の闇が深まった背景には、やはり

「俺は友達との付き合いを犠牲にして、妹のためにここまでしてやった」っていう想いも

あるんだと思います。

そして、妹は可愛がられて、

兄には"しっかり者のお兄ちゃん"を求められるのも、兄妹ではあるある…。

 

おじいちゃん(橋爪功)の肯定的で温かな眼差しが、

彼にも注がれる日は来るのかなぁ。いや、来て欲しいな。

兄の見えない努力も報われて欲しいです。