ルパンの娘(2020) 9話(最終回) 感想|真相は映画館で!ってやつですね。

 

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最後の最後にいきなり告げられた「盗まれた子供」ねぇ。

映画を見に行かせよう感満載で、ちょっと「お、おう…」と思ってしまいましたw

まぁ、映画が作られる事が前回の時点で分かっていたので、

三雲玲の件にしても、ナターシャの件にしても

そんなに進展はしないのかなと薄々感じてはいましたが、

それにしても、もうちょっと最終回らしい内容に仕上げて欲しかったですかね。

だって…謎が多すぎやしないですかい?

 

華(深田恭子)がLの一族の子供じゃないと言うのなら、

胎児の時点で泥棒の血を引いてそうだと盛り上がった

杏の動きは何だったんだって事になりますし。

マツ(どんぐり)の若い頃は華に似ていたというエピソードもありましたよね。

とりあえず、前回で何となく疑っていた猿彦(我修院達也)は

しれっと通常運転になっていたので、候補から外れはしましたけども。

“三雲玲"は尊(渡部篤郎)の親戚で、

その人から生まれたか、はたまた別れた旦那から華を奪って逃げたとか…なんでしょうか。

これだけ謎が膨らむのに、いつ上映するかの予告はナシ。

コロナ禍だから十分に見せられるだけの撮影も出来ていないのかもしれませんが、

モヤるわ…う〜ん、モヤるわ…(笑)

 

確かに、「愛の物語」という名の「円城寺物語」は楽しんで見られましたよ?

でも、それは"スピンオフ"だと捉えればの話であってさ。

映画に誘導するための内容が"ドラマの最終回"だと言われてしまうと…

本作に対する評価も考えもんなんですよね。

どう決着をつけるかで全てが決まると思っていますから。

映画化しない状態だったら今回の話ももっと純粋に楽しめたでしょうし、

何なら、「愛の物語」+新作エピソードで2時間SPにして、お正月に持ってきて、

本作で初笑いしてみたかったです。

 

「愛の物語」だけで考えれば、月9あるあるの「特別編という名の総集編」ではなく、

過去の出来事をおさらいしつつも、円城寺(大貫勇輔)の魅力を良いとこ取りした

サービス満点な内容に仕上がっていましたし。

また、ここ最近のスピンオフは有料配信サイトで作られる傾向にあって、

その主役である出演者は"スピンオフ要員"になって本編ではおまけ扱いにされたり、

見たい人は会員登録してね…といった一種の商売に繋げたりするやり口が多い中で

本作はそれをやらず、地上波でしっかり見せた所に

「今まで見てくれた視聴者への感謝の気持ち」も感じられました。

ベテランの市村正親さんとのミュージカルなんて、

本来ならお金を払って見るような豪華さですもん…。

まぁ、もし映画にも出演されるのならば、

5分だけとは言わずもっと見たい!という方は

映画館で追加料金を払うって形になるんでしょうけどね(苦笑)

 

楽しかったけど、中途半端…

そんな複雑な気持ちが残ってしまった最終回?でした。

ただ、前シーズンの頃もそうでしたが、今回はまだ終わりの見えないコロナ禍の状況の中、

続編になっても変わらない"全力バカ"な作りに救われたのは確かで、

現実を忘れて心から楽しめるような作品に出会えて良かったとは思っています。

 

 

 

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