おカネの切れ目が恋のはじまり 2話 感想|"じれキュン"っぽくなってきたぞ〜
う、うわ〜〜〜〜〜…これが"じれキュン"ってやつですかぁ…。
前回は「え?主題歌はミスチル?」と思っていたのに、今回のラストに凄くハマってる。
玲子(松岡茉優)を喜ばせるために自分で猿の絵を描いた小皿を
プレゼントしようとしている慶太(三浦春馬)の純粋さと合致し過ぎていて怖い。
レモンみたいに甘酸っぱくて可愛らしいメロディなのに、しんみり切なくさせるんですよ…
今まで玲子の事を異性として見ていなかった早乙女(三浦翔平)が
いきなり近づこうとする展開は「ザ・ラブコメ!」感満載なんですけど、
そんな漫画っぽい設定が来てもワクワクしてしまいます。
慶太には"まだ"玲子への恋愛感情はないんですよね。おカネの師匠と弟子みたいな感覚。
でも、前半では慶太が早乙女に対して「玲子の事どう思ってるんですか?」と
直球な言葉を投げかけるくだりが、
後半では玲子が元カノのまりあ(星蘭ひとみ)に、
今彼と付き合ってみての本音を出させようとする。
この2点を踏まえると、2人は相性悪いように見えて
実は「困っている人を放っておけない、助けてあげたい」という意味では
案外価値観が合うのかもしれない?と視聴者に少し期待させる
話運びが上手いなぁと思います。
“共通点"をしれっと描いているから、
結局渡す事の出来なかった=想いを届けられなかった時の慶太の心境を思うと
焦ったくなっちゃうんですよねぇ。
お金は「消費」「浪費」「投資」の3種類に分けると、
自分が今使おうとしているお金がどれに当てはまるのかが分かり、
偏っているものを減らす事で節約にも繋がる…といった
タメになる台詞が織り込まれているのも良いですね。
しかし、決して「お金」と「恋愛」が分断されているっていう訳でもなく、
無駄だと分かっていてもこれまで"相手のために"やってきた行為が
ゼロになってしまうのは認めたくない…というわがままな感情を
「浪費」と結びつけて、ラブコメとして消化出来ている所も魅力的だと思います。
前回は話自体にどうしても既視感ばかりが先行しまいましたが、
今回は"じれキュン"とうたうに相応しい内容になっていた印象がありました。
で、もう残り2話なんですね…どこらへんから改変しているのかなぁ。