レンタルなんもしない人 9話 感想|おかえり、レンタルさん!
3ヶ月以上経ち、ようやく放送再開!待ってました。
本作こそ少人数で撮れて密にならなそうなのに、お知らせはまだなのかな〜…と
うずうずしていた日々が続きましたけど、
こうしてまた無事に新作が見られたのが本当に嬉しい。
暑い季節になったから、レンタルさん=森山さん(増田貴久)の制服も
グレーのパーカーから白のシャツへと模様替え。
通常通り放送していたら、もしかしたら新しい服装が見られる事は
なかったのかもしれないと思うと、ちょっとしたお得感がありますね。
内容の方は、本作らしい「見ているだけで心が満ち足りていく」
ぽかぽかした世界観を久しぶりに堪能しました。
実は再放送を見ていなかったもので、当時抱えていた"好き"という感覚を
再び呼び戻せるのだろうか…と不安だったんですけど、
ああ、この劇伴懐かしいなぁ…そうそう、森山の返しが一々面白いんだよなぁ…などと、
あまり時間が経たない内に物語に入り込む事が出来て良かったです。
そして、恋人を"好きでいる"事、恋人を"好きであり続けたい"気持ち、
そういった言葉では表しきれないような感情が
勝手に幸せのおすそ分けをしてもらった気分になっちゃいました。
知世の「惚気話をし始めたら止まらない」感じが良いんですよね。
1つ話を終えたらまた別の話へ…と、箇条書きしてあるものを線で引いていく所には
普段彼女に関する話題を出さないが故の拙さと初々しさがあるし、
どうしてもホワイトボードを見せたいから家に連れて行くのも、
今まで本当に誰かに話したくてしょうがなかったんだなぁ…って
興奮状態になっているのが分かる。
また、優季の性格が愛娘みたいでさ…
人に関わる事に積極的だったり、人の目も気にせず自由奔放な動きをしたりしているのを
見ていると、知世のノートにどんどん話したいネタが追加されて行くのも
無理ないよなぁと思ってしまうんですよね。
知世にとってはほんの動作も、発せられる単語も、1つ1つが愛しく映ってしまうんだろうな。
そんな幸せ溢れるエピソードと同時に書かれた神林(葉山奨之)のエピソード。
どちらも愛を欲している所は共通していても、そこに「嫉妬」が混じると
あそこまで別人になり果てるのか…という恐ろしさを垣間見たようでしたわ。
でも…SNSの"いいね"は決して「同意」「共感」だけとは限らないんですよねぇ。
本格的に精神が病んでしまう前に、早くこの人もレンタルさんによって救われる話が見たい。