おじさんはカワイイものがお好き。 2話 感想|ただただ癒しでしかない世界
ああ…まさか、このコメディちっくなドラマで泣かされる事になるとは…。
小路さん(眞島秀和)にとってはパグ太郎が癒しの存在なんだけれども、
私にとっては、相手を気遣ったり、遠慮したり、時には渡すプレゼントが同じだったり、
一歩後退&前進しながら徐々に互いの仲を深め合っていく
小路さんとケンタくん(今井翼)の初々しい関係性が癒しでしかない。
LINEの挨拶で返す一文に物凄く時間をかける気持ち…
スタンプを誤爆して反応をチラチラ見ながら引きずる気持ち…
一人で盛り上がった事に後悔して冷静に自身の置かれている立場を分析する気持ち…
どれもまるで自分の事のようで、分かりみが深過ぎます(泣)
そんな想いで小路さんを見ていたから、ケンタくんが推しキャラを伝えて
二人にしか分からない秘密を持つようになった終盤のシーンには嬉しくなったし、
同時に、自信作のドールハウスを受け入れてくれる仲間が出来て、
ケンタくんも良かったねぇ…とも思うのでした。
甥の真純(藤原大祐)だってただ可愛らしいだけでなく、
借金取りに連れ去られたと心配するほど小路さんへの思いやりに溢れているし、
鳴戸(桐山漣)だって事前に仙台の上司に頭を下げておいてくれる優しい一面も
しっかり備わっている。
部長が鳴戸と三人でチームを組ませたのもきっと、ジャンルは違えど
一つの物事に対して打ち込める「好き」という共通点があるのが分かっているからなんですよね。
まだまだ素直じゃない彼。二人の関係をどこか奥底で羨ましがっているのが伝わってくるから、
あの「ぐぬぬ」顔だって天邪鬼で可愛いなぁとも思えます。
猫は彼が自分の殻に閉じこもっているのに気づいているから、
中々近づこうとしないんでしょうか。
表現の仕方は不器用で、手探りな人たちばかりですが、
それでも誰かを否定する存在がいない所が良い。基本、みんな温かく見守っている。
理解されづらい人に対して優しい目線で描かれていくこのドラマが好きだ!!
と感じられた1時間でした。
本枠は「向かいのバズる家族」以来の視聴ですが、結構アタリかも?