テセウスの船 8話 感想|最終回だけ見れば良いドラマまっしぐらに…
話が進まんなぁ。
前回に引き続き真相の方は停滞気味で、無計画な性格を利用されて
ただただ後手に回る親子の姿にツッコむだけで終わってしまった。
「単独行動すな!!」って言いたくなるドラマは何作もあるけど、
本作の二人に関しては「二人行動"も"すな!!」とも言いたくなりますね。
あまりにも役割分担をしないもんだから、前作は見ていないものの
ザ・勧善懲悪な「半沢直樹」を早く見たい気持ちにすら駆られてしまいますw
で、姿をちっとも現さなかった真犯人=共犯者の件。
少年みきお(柴崎楓雅)が以前ボイスレコーダーを持っていた事、
そして今回出てきたスタンガンで「89年にもあったアイテムなのか?」という
疑問も湧いてきた事から、共犯者は大人みきお(安藤政信)じゃないかと
思っていたのですが、最後に少年みきおも殺してしまった、つまり邪魔者として捉えたのなら
私の予想とはちょっと違っていきそうで。
(ちなみに、原作のネタバレは踏んでいない状態で書いています。)
初回の感想で「田中(せいや)が犯人かも…」なんて書きましたが、
もしかしたらその線もなくはない気がしてきました。
徳本(今野浩喜)と母親の死について意味深発言するシーン。
原作と変えてくるとしたら恐らくそこの話になり、
予告でチラッと映った12年前(1977)の音臼祭の便りが関係してくるのでしょうかね。
その当時の祭に母二人がいて、そこで佐野(鈴木亮平)は恨みを買ったとか?
話自体は間延びして焦ったくなってしまうものですが、
その分、子役の柴崎楓雅くんのサイコパス感溢れる演技にかなり楽しませていただいています。
目に魂が宿っていないような冷たい笑い方や、恐怖を煽られるモノローグ。上手い!
他の作品でもお見かけしたい子役さんです。