知らなくていいコト 6話 感想|知らなくていいコトはラストにあり!!

 

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すごいわ………………。

ラストのシーンに一気にやられたわ………………。

次回は一線を越えるのでは?なんて予想通りではあったけど、

その斜め上の結末を見せられた感じがあったわ。

なに、あの、カメレオンが獲物を捕らえるようなキスの速さは。

あれ…もしかしたらするのかも?なんて先を想像する余裕さえなかったですよね。

 

脚本家の大石静さんは恋愛ドラマが得意分野だとは

以前から聞いていましたが、今回で物凄く納得。

「大恋愛」では初回から、婚約者がいるのに新たな恋人と急接近する内容でしたが、

本作の場合は、妻や子供の存在がハッキリ分かった所で、最早完全なる"不倫"の関係。

タイミングもタイミングですし、世間ではかなり冷ややかな目で見られているだろうに…

それでもキュンキュンさせられてしまったのは、

「立場的に共感しづらい人物を魅力的に映させる描写の上手さ」にあるんですよねぇ。

人一倍スマートで、気遣いがあって…という、

尾高(柄本佑)を優しい男性だと印象付けさせてからの、

最後の突如見せる野性的な一面のギャップが…良い意味でニクい。

途中、隣の部屋を貸しきって楽しそうに聞き耳立てていた割には

「あの二人をそっとしてあげたい」という気持ちが芽生え始める

ケイト(吉高由里子)に矛盾を感じてましたが、そんなのは一気に吹っ飛ぶほどでした(笑)

 

お仕事パートも「週刊記者らしさ」がタメになる内容ですし、

今回は尺八の効果音を取り入れたり、野中(重岡大毅)が役に立ったりと、

いつにも増してコメディ要素が強めに出ていたのも面白かったです。

 

次回はそんな一線を超えたケイトが、

恐らく乃十阿の事件の被害者?に刺されててんやわんや…

という感じではありましたが、そろそろ乃十阿の真相を進展させても良いんじゃないでしょうか。

毎回最後で、いよいよ近づくか…?と思わせてからの、

次回の冒頭で踏み込めないまま終わる事が多いので。

ケイトの不安定な感情を助長させるような役割にしか見えないのが現状です。