シャーロック 10話 感想|灯台下暗しはもう一人?
今回の事件の内容とは全く同じではないけど、
今朝、いじめとまともに向き合わず、相談の手紙はシュレッダーで証拠隠滅する教師…
なんてニュースを見かけたから、ちょっとタイムリーに感じてしまいましたね。
保身に走る大人に失望する、子供による反抗。
これが昔の時代だったら、いやいやそんな大人気ない人がいるもんか…と
思いたくなるもんですが、
実際に目の前で苦しんでる子供すら守ってやれない人がいるから辛いし、
気づいて欲しくてわざわざ天井裏に隠れたりする椋介の気持ちだって同情出来ます。
秘書が隠し子で鵜飼(大鶴義丹)が事件に関わっていた…というのは
何となく読めてしまって、トリックはそこまで意外性はなかったものの。
(最初からあの苦しそうにしている部員の動画を晒せば、早いと思ったのは気のせい?)
冒頭での若宮(岩田剛典)の台詞「導く」が
江藤(佐々木蔵之介)が一課長に上り詰めるための思惑や、
鵜飼が秘書を利用するのにかかっていて、さり気ない伏線回収を思わせる
展開になっていたのは面白かったです。
で、意味深に君が代を歌う江藤からの「悪について」ねぇ…。
元々コンビものだから、ポスターに3人が載っている時点でも
ちょっと怪しいなと疑っていたし、
以前にも書いたようにミステリーでは身近な存在が実は…というのが鉄板の法則なので
「やっぱり?」になっちゃうのかしら。
最後に飛び降りる所まで見せなかったのはミスリードだと思いたいけど…
昇進したのに浮かれて会議に出るのを忘れた事に気づいて、
「あ!まぁ、いっか〜」のつもりで歌っていたとか…ないですね(笑)