時効警察 復活スペシャル 感想|学生服が似合う武田真治さんこそ真の美魔王。
事実上、初回2時間拡大スペシャルの形で始まった「時効警察」。
まだ前々作を見始めたばっかりではありますが…
ツッコミきれない程のシュールなネタの充実感、麻生久美子さんが相変わらず可愛らしい事、
そして中堅どころベテランどころがしっかり揃えられてて
しかも見た目から時の流れを感じさせない事などなど、
13年前と変わらない世界観で保ってくれて嬉しいなぁ…というのが第一の感想でした。
ただ、本来1時間で盛り込まれていたネタが2時間SPで2倍になるので、
SPとなるとお腹いっぱいにはなってしまうし
(「ユルさ」を通り越して「グダグダ感」も漂ってしまうし)、
やはり連ドラの形の方が物語全体が引き締まるのかな?という気もしました。
そんな訳で、金曜深夜での通常放送こそは…と期待してみたいです。
とはいえ、ユルい展開が続いた分、余貴美子さんの演技には
コメディとシリアスのギャップの大きさが感じられて、
息子と別れてしまう所は特に見入ったシーンでした。
何か底知れぬ闇を抱えているのが伝わるような佇まい…
「dele」の時も印象に残りましたが、
ああ、流石だなぁ…と再認識させられもしました。
余貴美子さんの熱演があったからこそ、
終盤のお馴染みの「誰にも言いませんよカード」にも、
長い時を経て再会出来た息子と母の幸せを願っているよ…という深みが増したと思います。
初登場の吉岡里帆さんに関しては、最初はちょっと力んじゃってるかな?と
気になりはしましたが、動きの1つ1つは時にチャーミングで、
愛らしいキャラクターにも映ります。
終盤の格好を見る限り、どうやらハッチャケそうなタイプではあるので、
回を重ねるごとにもっと弾けた演技を見せて、独特な世界観に馴染めたら良いなぁと。
今後の活躍を応援したいです。
でも…出番が多くなって、霧山(オダギリジョー)と三日月(麻生久美子)の
やり取りが減ってしまうのは止めて欲しいなぁ…とは思います(汗)
とりあえず、最近ドラマで多い「若返り設定」でも、
学生服を違和感なく着こなせちゃう武田真治さんは真の美魔王だという
役のハマり具合も含め、まずまず面白い初回でありました。
金曜深夜、仕事帰りに気軽に笑えるドラマに会えると思うと、楽しみです。
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