日本沈没−希望のひと− 2話 感想|結局"日曜劇場テイスト"に逆戻りかな…
うーん、やっぱり"そう"なっちゃうのかなぁ…という一抹の不安が過ぎった今回。
私は初回を見て、視聴者を選びそうな現実味のある物語でメッセージを訴えかける
本作の度胸の大きさに可能性を感じていたんですけど…
今回はやたら会議シーンや騙し合い展開が多くて、
ここ最近の日曜劇場のテイストに戻ってしまったような感覚を受けました。
「ぐぬぬ」までは行かないまでも、悔しがる顔芸のアップも入れちゃうんだなぁ。
主人公が身の潔白を証明するために正義を貫いて悪事を暴くなんて、
「下町ロケット」の裁判でも「半沢直樹」でも見ちゃってますしね。
内容自体も、自然の脅威よりも、政治の闇や離婚話、愛人説など
本筋とは関係ないエピソードを盛り込んでは話を引き延ばしている辺り、
原作は連ドラよりも3話分のSPドラマ&映画向きなのかな?という気がしています。
「今後の展開」…どんだけ先の話を見せたんだろうか。
2話になってもまだ関東が危険に"なりそう"止まりで変化はなかったので、
それだったら別の地域に逃げられる余裕はあるじゃないかと思ってしまいますし、
驚異のスピード(=ジェットコースターのような展開)で関東の崩壊が進み、
医療体制も上手くいかなくなって
いよいよパニック状況に陥った国民や官僚達がどう乗り越えていくのか…という話だと
予想していたんですけど、描く所は違うんでしょうかね?
他にも、1割だって結構危ないのに、
あの登場人物の多さで誰も危機感持って動いている人がいなかったり、
スロースリップの件に気づいているのにとぼけたフリしてたよね?と追及されている最中で
2人っきりで話す事が通用出来る環境だったり、
改ざんを計画したのは「田所が邪魔だったから」という半ば子供じみた理由だったりと
ツッコミどころも満載。
まぁでも…沈む予定の関東の地図がだんだん赤で侵食されていくシーンは
つい自分の居住地を探してしまう楽しさはあったので良いか(笑)←楽しむなw