#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 8話 感想|爆イケ五文字にキュン!!!
本作はコロナ禍に関連したワードを恋愛と自然に絡められている作りに
唸る部分もあるのですが、
「相手を好きな気持ち」をコメディからしっとり、ロマンチック系まで
振り幅を効かせて表現して、視聴者をぐいぐい翻弄させる所も"良さ"だと思っていて。
今回はその"良さ"が最も活かされていた気がします。
ああ…ジェットコースターのようで楽しい(笑)
一人劇場でヒートアップする美々(波瑠)のキャラ変も、ふーち呼びも、
「幼馴染」「一緒に新聞配達」「雪だるま」情報が次々と出てくる謎の"雪ちゃん"の存在も、
クセ強めな要素が盛り沢山。
そして、母親…じゃなくて、まさかの叔母登場。
2サスの犯人をキャストだけで推理しそうな面倒臭い叔母さんでw
目の前に彼女がいるのに先入観で中々認めてくれないし、
別の女性を勧めるなんてデリカシーがないでしょ…と思っていたけれども、
最後は青林(松下洸平)の口上手っぷりに圧倒されてしまいました。
「腹巻、OKです!」そんなコントみたいなやり取りで笑っていたために、
雰囲気に飲まれない、彼の誠実で率直な想いが聞けるのが不意打ち過ぎて。
冒頭で書いた事をまた引っ張り出しちゃいますが、
典子(石野真子)とのシーンこそが、感情を揺り動かす面白さを表した
真骨頂だったんじゃないかと思っています。
しかし、"不意打ち"は再びラストに来る。
青林による説得が今回の優勝シーンだと考えていたのに…
最後まで容赦ないのが本作ですよ。
「マスクしても良いですか」
いやぁ、五文字(間宮祥太朗)のこの台詞はズルい(笑)
美々と付き合っている時になぜその"爆イケ五文字"が出てこなかったのか
頭を抱えてしまうほどかっこいい。
五文字も恋愛モノの立ち位置としては興味深い描かれ方をしていて、
応援しているけれどもまだ好きな気持ちは引きずっていて、
でも別れさせようといったいたずら心はなく、自然と優しく接せられる…という
色んな一面を持つ面白さと。
今のご時世で当たり前になりつつある「マスク」と「ソーシャルディスタンス」が
今後の運命を大きく動かす、物語を展開させるキーアイテムとしての役割を果たせている事が
衝撃のラストに繋がった理由なのかもしれませんね。
そして、SNSでのやり取りも復活。
台詞や動きを通して、現実ではテレワークを導入している所もある事を想起させる
“コロナ禍の世界"を表現するのも良いけれど、
やっぱり「リモラブ」ですから、"近くても遠くても人と繋がれる"描写もないとですもんねぇ。
別に使用回数を決めなくても、あのSNSじゃなくても
TwitterやLINEとかを自由に使えば良いと思うんですけども。
でも良かったです。"檸檬“と"草餅"のアカウント名のセンスも、
やり取りも可愛らしくて好きですから♪