ハケンの品格(2020) 5話 感想|東海林のお陰で結果オーライ♪
お?今まで見てきたのは何だったんだ?
いきなりどうしたんだ??ってくらい面白かったなぁ。
今回の話が一番楽しめました。
そりゃ、宇野(塚地武雅)の派遣に対する安定の責任転嫁っぷりとか、
相変わらずボーッとしてる社員達の描写とか
(でも会議や電話対応するシーンはちょこちょこ見受けられたので、少し改善された感じはしましたが)、
今時なぜかデータとして残っていないらしいアンケートやモロ顔出しのモニター映像、
炎上を食らっていたものが宣伝効果なのか数日経ったらヒットした商品など
脚本自体に強引な要素は色々ありましたけど(笑)
それがちょっと霞んでくるほど、本作にとって
大泉洋さんは大きな存在だったのだと実感。
腐れマリモに不祥事課長…大前(篠原涼子)の口から飛び出るワードセンスは抜群でさ。
それを同じくらいに返せる人は新キャラの中ではいなかった訳ですよ。
新シリーズになってから部長や社長のゲスっぷりが顕著に出るようで、
「笑い要素」が本当に不足していたんですよね〜!
ああ…口喧嘩しているだけで何でも笑えたなぁ。
東海林(大泉洋)回というのもあったかもしれませんが、
そんな彼を救う人達が、大前、里中(小泉孝太郎)、浅野(勝地涼)、近(上地雄輔)と
13年前から付き合いのあるメンバーに絞られたお陰で、
シュレッダーで裂かれた紙を集めるシーンも、大前が水戸黄門と言わんばかりに大活躍!な
最後の定番の流れも、いつもより印象深く感じられた気がします。
シリーズ化するにあたって大切なのは、主人公の奇行をパワーアップさせる事でもなく、
新キャラクターとのやり取りで新たな風を吹かせる事でもなく、
チームワークの安定感を描く事だったのだと再認識させられた例でした。
そして、せっかく本社に戻ってきたと思ったら
“ハケン切り"をやらされそうな東海林。
近の「派遣社長を馬鹿にすると痛い目に…」という宇野に対する発言も含めて
唐突な展開ではあるんですけど、恐らくここは話数の関係なんでしょうねぇ。
来期のドラマが8月12日スタートって事は…本作は長くても8話で終わり。
まぁ、最後に 手のひら返しをする宇野のギャフン顔が見られたら何でも良いです(笑)
塚地さんは役者として好きですけど、この役は本当にムカつくw(おっと…)