狙われた半沢直樹のパスワード 感想|カエサルの者はカエサルにー!やっぱりフィッシング詐欺な作り。
以前放送した「半沢直樹」は未視聴。
今回のSPは内容に関する事前情報を得ないまま、
4月の続編に向けてどんな感じなのかを掴むために見てみたのですが…
えっと…これは「エピソードゼロ」じゃなくて「スピンオフ」なのでは?
エピソードゼロだと言うんで、てっきり半沢直樹(堺雅人)の若年期を
吉沢亮さんが演じる話だと思っていたんですが、内容は全くの別ドラマみたいでした。
まぁ、宣伝したとして、どうせ最後の数分に出番があるくらいだろうとも
予想していたから、そこは案の定そうでしたけども…
何でしょうね、「今回の内容を知らされてない」感満載なのが
2人のシーンから伝わるのは気のせい?
話している内容は、騒動の事じゃなくて半沢自身の事ばっかりですし。
場面転換も、今回のSPにあってもなくても支障のない繋げ方でしたし。
スピンオフ的な作りで半沢が物語に直接絡みもしない…
こりゃあ、ある意味、視聴者がフィッシング詐欺に遭うようなものでしたな。
それにしても、W吉沢が有能であったこのドラマ。
特に高坂(吉沢亮)の仕事っぷりが半端ない。
犯人を突き止めるのは誰にでも出来るかもしれませんけど、
他に案件を抱えているかもしれない日々の中で、今後起きそうな事件を未然に防ごうと
わざわざダミー画面を作る&スマホの遠隔操作までやる余裕があるんだから
どこかの早すぎる探偵さんもビックリもんでしょ。
倍返しだ!よりも、カエサルの者はカエサルに!トリック返し!って台詞が
すぐに浮かんでしまった私(笑)
もはや詐欺関与経験者なのを隠していないみたいですし、
逆にあれだけ才能のある人が、今回の件が勃発するまで
なぜ手持ち無沙汰な存在に扱われていたのかが不思議で堪らないんですがw
で、若本(吉沢悠)の方も、
来栖(玉置玲央)をつけて場所を特定するくらいの出来る先輩ですし…
行動派と頭脳派でコンビで活躍するドラマが見たくなってしまいましたよ。
吉沢亮さんをちょっと個性的なキャラにして、探偵の役にしてさ。
唯一、浜村(今田美桜)がPC画面を見ている時に若本が声をかけなかったのは
最初は迂闊だと思いましたけど、占いのページだったというのを
遠くから見えていたからなのか…?と考えれば良いのかしら。
その他に書くべき事としては…
スペックを発揮する高坂を、PC画面の視点でピンポイントに映す
カットが多かったって所ですかね。
きっとここを一番見せたかったんだろうというのがよく分かる…けれども、
不正プログラムを解いている間に美しい顔を堪能出来たので、良いや(笑)
クールで澄ました佇まいからの、城崎(緒形直人)を追い詰める時の
目に情熱を宿した表情の切り替えっぷりが印象的だったので、良いや。
尾上松也さんの匂わせも分かりやすかったけど、
4月の続編には、もう吉沢亮さんと今田美桜さんの出番はないのかな?