正直不動産2 2話 感想|神木、早くも化けの皮が…?
へぇ…ミネルヴァ不動産の同僚である花澤(倉科カナ)から、
神木(ディーン・フジオカ)の過去の不正を暴かれる展開がもう来るとは!
前半辺りは、神木のクレバーっぷりをとことん見せて、
永瀬(山下智久)ら登坂不動産にとって
彼がいかに脅かしい存在であり強固なライバルであるかを
重点的に描くんだろうなぁと思っていたので、
2話にして仲間から裏切られる姿を見る事になるなんて、ちょっと意外でした。
花澤だけでなく、ミネルヴァ不動産の面々からも信頼は寄せられていないようですし、
会って間もない榎本(泉里香)にも大嘘つきだと見抜かれている。
紳士的で端正な佇まいとは裏腹に、
早々に化けの皮が剥がれかけているとも取れる描写が気になります。
不動産業界を一度追放されたのだって、自分の利益のために行った犯罪行為を
誰かに密告された事が原因となってますので…
後先を考えず高価な物で身をまとった結果、
お金を払えずホームレスに転落しているのも含めて、どこか詰めの甘さが伺えるんですよね。
となると…今回までの内容から判断して、単純に「永瀬vs神木」の売上対決がメインの
構成にするつもりもないのかもしれませんねぇ。
前回、神木の事を「ナンバーワンに取り憑かれている」といった
例えをした発言がありましたが、
これが今後の展開の鍵になってくるのではないかという気がしています。
1位をキープするがために大失態を犯し、ミネルヴァの存続危機を招いた神木を永瀬が救い、
永瀬の正直な言葉で我に帰った神木が
不動産営業になった理由ややり甲斐に改めて気づかされて、
今の仕事が心から楽しいと思えるようになる…
単なる思いつきで書いてますが、そんな流れになっていくのかどうか?
神木の動向と永瀬との関係性に、注目していきたい所です。
1話完結の内容の方に関しては、まぁ無難にまとまったな…という印象で。
家族が和解する形で終わりましたけど、
大助(迫田孝也)が盛大な勘違いをしていただけとは言え、
父・喜助(苅谷俊介)が孫と2人で強制的に追い出されそうな状況下にいたにもかかわらず
許して受け入れるまでが早いかな?とか、
妻の事情を全然知らず、何の罪もない息子・直也(松本怜生)も苦しめるなんて
夫(親)としてどうなんだろう…とか。
あとは、家族の背景があっさり程度だったからか、
大助の「世界中を飛び回る仕事」の設定がやや突飛に感じられて、
大助があそこまで勘違いするに至ったきっかけや過程があまり見えてこなかったとか。
個人的には、どことなく腑に落ちない回でしたね。
いつも楽しみにしている、激しい風に振り回される永瀬のコミカル演出も
控えめだったので少々物足りず…。
でも、「春(=スタート・新生活)の訪れ」をイメージさせる菜の花をバックに
そよ風が吹く演出は、そんなハートフルに全振りした見せ方もあるのか!という意外性もあり、
好きなシーンの1つにはなりそうです。
それにしても、今回は粉雪がゲストで、次回はチビ麻美…
某作品絡みの入れ違いにクスッとした視聴者も少なくないはず(笑)