VIVANT 4話 感想|「お前に明日は来ない」の方だった。
今回は妙に話の進みが早かったですね。
いや…1,2話のテンポが悪過ぎたから、余計にそう感じられたのかもしれません(笑)
あまりにも物事が順調に進むもんだから、そのCDはウイルスが入っていたりしないの?とか。
もし本当にモニターもしくは別班の人で、
あのメールの送信主が太田(飯沼愛)だと信じてやって来たんだとしたら
小者なんじゃないか?とか。
普通に現れた長野(小日向文世)はただのダミーで、
経歴をスラスラ喋り出したのも彼らを騙し通すためでは?とか。
いろんな要素を疑ってかかるように見ていた訳ですが…
衝撃的なラストシーンのお陰で、今までのツッコミ部分が一気に吹き飛びましたよ。
正直に言えば、肝心の誤送金事件の犯人も、結局あの人で合ってるんだっけ?という
曖昧な印象で終わった気がしなくもないものの(苦笑)
まぁでも、ようやく盛り上がりを見せて来たので良いかな…とは思います。
それにしても、堺雅人さんのダークヒーローっぷりは新鮮でしたね。
いや…「お前に明日は来ない」の主人公以来かな?
個人的に"ドラマの面白さ"は、キャスティングやロケーションにいくら力を入れたとしても
脚本が優れていなければ成立しない…という考えではいるんですが、
今回に関しては、堺雅人さんが乃木を演じられていなければ、
ラストで感じたスリルやワクワク感も十分に味わえなかったんじゃないでしょうか。
乃木(堺雅人)が正体を明かした事で、何となくぼんやりとしていた
「敵か味方か、味方か敵か」という本作のキャッチコピーの意味も明瞭になり始めましたし、
「半沢直樹」の既視感もちょっぴり薄れて、本作でどうしても"描きたいもの"が
若干でも見えるようにはなってきました。
よって、ここから巻き返しを期待したい所なんですが、
なんと次回は再び15分拡大するそうで、また間延びが心配になりますね…。
今回だけ通常放送だったのは、本日10時から始まった「何曜日に生まれたの」の
ためだったの?っていう冗談は置いといて(笑)
風呂敷も広がりつつありますし、これだけ拡大を連発するなら、
最初から予算に合わせて2クール放送にした方が
物語も描きやすかったのではないかとすら思えてきますねぇ。