ザ・トラベルナース 3話 感想|歩、本当にやり手だったんか?
歩(岡田将生)の外出先で人が急変した所を緊急処置する…
このドラマの病院には、仕事を舐めている医者が赴任してくる…
といった"定型"を外してきた今回。
おまけに、向坂(恒松祐里)の
ドジっ子(では済まない事やってるけど…)新人成長記が追加されたのもあって、
今までとは違う雰囲気に仕上がっていました。
向坂の他にも、患者・三雲(村杉蝉之介)が厄介者な上に、
ダメダメ男なのが滲み出ている彼氏(山口のりとも)や、
向坂を密かに想うもう1人の患者・礼(荒木飛羽)と、描くべき人物がとにかく多い。
そのため、当然ですが、複数のエピソードを同時進行させなければならなくなります。
今回が60分の「拡大スペシャル」である事が起因しているのか…この欲張り具合のお陰で、
正直、途中まで話の進みが遅くて、もしかして来週に続く?と思えてしまったのも事実です。
まぁでも、最後は静(中井貴一)の安定のクレバーっぷりで、
「ここを見せつけてやりたい!」と期待していた部分もきちんと回収して
三雲を成敗してくれたので、結果オーライって所でしょうか。
いっその事、実際にスカートを履いて出勤するくらいしてやった方が、
良い意味で"フィクションらしさ"が出てきて、コミカルさが増したとは思いますが。
…あそこで倒れて匂う量なら、検査したら間違いなく引っかかるだろうとか、
本来だったら医療過誤で裁判が長引きそうだとか、
いろいろツッコミどころもあるんですが(笑)
最後が楽しければ、それで良いや〜って事で…。
というか、それよりも気になったのは、歩の描写について…なんですよねぇ。
彼がストレートに物を言う性格なのは理解しているし、
三雲があまりにもセクハラおじさんだったので、怒りたくなるのも分かるんですけど、
にしても…今回はキャラ付けが過剰気味じゃなかったですか?
主語をつけると必ず「日本のナースは〜」から始まったり、彼の発言にいちいち反応したり。
常にイラっとしていたからか、初々しいを通り越してちょっと面倒臭かったなぁとw
脚本家が違うのかと思いましたが、別にそうでもなかったですしね。
で…もう1つ思うのは、あの感じだと、アメリカでも本当に
シゴデキ(=仕事の出来る男)だったのか?って事。
腕前が良いのも大事ですけど、医療業界にいる以上は
チームワークの構築も欠かせないでしょうから。
アメリカならイエスノーもはっきりしやすい訳で、その世界で感情をぶつけていたら
すぐさま揉め事に繋がりそうなんですけど…違うのかな(苦笑)
クビになったのを、日本の病院に要請されたという体でオブラートに包んだとか?
だからトラブ トラベルナースなんですかねぇ。
とにかく、次回はまた通常放送に戻るようなので、そちらに期待ですね。
PS.後で消すかもしれませんが…木曜日はやっぱり本作の感想を先に書いて、
「silent」の方は休日に回す方向で行こうかと考えています。
そっちの方が、どう書くか考える時間も、
感想にかける時間もじっくり充てられそうなので。
その代わり、早く上げられるように努めます!!(いつも遅くてすみません…^^;)