クロサギ(2022) 2話 感想|そんなに"警察の存在"を強調しなくても…

 

前回と同様、被害者が詐欺に遭うまでの深層心理は描かれているし、

初回は初期設定の紹介も兼ねて、その説明が詳細にされた部分もあったとは言え、

詐欺パートの導入部分がやけに短縮されたな〜と思って見ていたら…

なるほど、もう1つの詐欺事件も同時並行で描くからだったのか…と。

 

個人的には、被害者同士の関係か、詐欺事件を追う事で導かれる結末に

共通したものがない限りは、同時並行させる意味を感じないという考えでいるので。

後述する要素も含めて、エピソードを欲張ったために、

「シロサギを喰う」で魅せる物語としては、

今回はいまひとつ盛り上がらない内容になってしまった気がします。

どちらかと言うと、孤独な老人の本音に頷けたのもあって、

そっちのパートの方をじっくり見てみたかったのに…

終盤の人情劇も、内容自体は好きな部類だっただけに

何だかとってつけたように見えて勿体なかったですし。

メインとなっていたであろうアイドルとの出会わせ屋に関しても、

今期は同局で、せっかくボーイズグループの成長を描く作品も取り扱っているのだから、

あと何話か先に回して、実際にそのボーイズグループを本編に登場させていたら

リンクしているように感じられて面白味も増したでしょうね。

 

で、今度は、後述する要素とは何か?なのですが。

詐欺パートだけならまだしも、全体的に警察の出番が多過ぎるんですよね。

もう少し詳しく書くとするなら…

黒崎(平野紫耀)の素性をスマホで撮って追うくだりを冒頭から見せたり、

オープニングが明けてからはすぐに、神志名(井之脇海)と桃山(宇野祥平)で

彼について話すくだりを挿入したりしたのが原因で、

黒崎がシロサギをどう騙していくのか…じゃなくて、

警察がどうやって彼に接近していくのか…という緊張感で見せる印象を与えてしまっています。

これでは、シロサギを喰うどころか、

“詐欺師を詐欺師が騙す"勧善懲悪という本作の個性を喰ってしまいかねません。

黒崎の策略に再びやられて悔しがる姿を描くのも、一種の見せ場でしょう。

後者のオープニング明けのくだりは、この後に続くシーンで二重説明になっていましたし、

主題歌に合わせて一気に畳み掛ける形で、調査していく上で彼の個人情報を知った神志名が

突然自宅に押し掛けてきて…の流れでも十分だったかと思います。

 

あとは…「お金を隠す」「実は黒崎の通帳に振り込んでいた」という

前回と同じパターンで終わったのも、物足りなさを感じた理由の1つですかね。

現代の詐欺を考えると、このやり口がイマドキにはなるのかもしれませんが、

芸能人のファンを装った受け子を用意し、利用し、口座のパスワードを特定&変更して

もう使用出来なくするとか、事務所から貴重品を奪い取るとか、

何か一手間加えて欲しかったです。

 

初回は純粋に楽しく見られたのに、

まさか2話にして、いろんなモヤモヤが出てくるとは思いもしなかったので、

今後がちょっと不安になってきてしまいました。

黒崎の過去が物語の根幹になっているとは言え、縦軸も早い段階から強調し過ぎですよね。

“あの展開"も(本作も恐らく)控えているというのに、

詐欺パート以外のエピソードや縦軸でもう話を広げてくるとなると…(汗)

 

 

↓次回の感想はこちら(3話は書いてません)↓

 

 

 

 

 

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