純愛ディソナンス 6話 感想|毒牙を剥き出しにした愛菜美が今回のMVP!

 

 

いやぁ…凄いですね。

「感情の底も見えてこないから、誰が一番怖いのかが計り知れない」とは書いたけれども、

まさか今回になって急に、その肝心の本心が見えにくい2人だった

路加(佐藤隆太)と愛菜美(比嘉愛未)が本領発揮してくるとは思いもしませんでしたよ。

あ…正しく言えば、愛菜美の毒牙の向け方が強烈過ぎて、

路加の裏切りが霞むくらいだったかな(笑)

冒頭のシーンにあった正樹(中島裕翔)が紙で手を切った時の傷が

“前触れ"として良い味わいを生み出していて、

あんな些細な傷でも痛みが気になって、日常生活にも影響を与えてしまうように、

彼女が彼を束縛してどんどん離れられないようにしていくんだろうな…と思うと

ゾゾッとしてしまいました。

 

感情をじっとり…ねっとり…と見せていけばいくほど

“迂闊に近づけない女"感を滲ませていく比嘉愛未さんと、

剥き出しの感情で怒ったり泣いたりと、喜怒哀楽をはっきり示している

吉川愛さんの演技の対比も興味深く視聴。

興味深いと言えば…正樹視点で展開される、ラストの演出の畳がけも凄かったですね。

今回のテーマである「人生は、何を選択するかで全てが変わる」になぞって、

ガラスに正樹を映して分身に見せる事で、

「ここまで来てしまった自分」と「やり直せていたかもしれない自分」を表現。

そして切ないのは、"後悔""絶望"の表現の仕方が

冴や愛菜美との思い出を回想で振り返って終わり…じゃなくて、

冴との関係を断ち切ったのは自分である事、

愛菜美との結婚が足枷になって、冴の気持ちに気づこうともしなかった無力さを

強調するために、実際には知らない冴と慎太郎(高橋優斗)が手を繋いでいる様子を

フェードアウトするように、2つのシーンを重ね合わせた所…。

あえて涙を流す表情を映さないカットも、彼は今何を考えていて、

どんな感情が襲ってきているんだろう…と、想像を膨らませるものになっていました。

 

今回の演出家は初担当の菊川誠さんでしたが、

正樹の立場を思うと、中々容赦ない作りでしたね。

あまりの切なさに、一瞬、死を選んでしまうのではないか?と過ってしまうほどでした。

次回以降、彼がどう動くのかが気になります。

 

一方で、個人的に本筋からちょっとズレている気がするのは、

静(富田靖子)のお金絡みの描写について。

今の所、冴と正樹の恋愛を描くのに特に関係なさそうで、

ただ周り(と出番を心待ちにしている視聴者の心)を引っ掻き回して

楽しませるだけの要素に思えるんですが、本筋と繋がる時が来るんでしょうかね?

でも、静のスマホに謎の人物から冴の写真が送られてきている事が判明したので、

そことお金のくだりが結びつく展開があれば…と、期待はしております。

 

 

最後に…5年間を描くスピンオフをTVerで配信する件に関してですが、

個人的には、テレビドラマはテレビドラマ内で完結して欲しいなぁというのが

正直な気持ちですね。

私は頻繁にTVerを利用しない方なので、噂が出てくるまで知りませんでした。

知らずに完走してしまう視聴者も多いかもしれません。

某月額配信サービスのように、本家では大きく活躍しない脇役を主演にして

本家の内容からはみ出したサイドストーリーを配信する分には悪くないでしょうけど、

“1つの話"を見たかどうかで、

視聴者のドラマの見方や、登場人物に対しての印象が左右されるような内容は、

テレビドラマ内にちゃんと含めるべきだと思います。

 

…丸々そこで掘り下げられるとなると、きっと、

冴が実家を出て行ってシェアハウスするまでの流れとか、

路加が崖っぷちから社長に上り詰めた経緯とか、

見ながら「いつの間に!?」と思っていたものが詳しく描かれるんでしょうね。

ざっと時間を確認したら約15分間だったので、

それならある程度は盛り込めただろうに…とツッコミたくもなるんですが(笑)

まぁ、無料で見せてもらえるだけ良心的だと捉えて、後日チェックしてみます。

う〜んでもね…これは本当に自分勝手なんですが、TVerに見に行くのに"手間"を感じて

ちと面倒臭いなぁって気持ちも出てきちゃうんですよねぇw

 

 

 

 

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