妻、小学生になる。5話 感想|生まれ変わりの仕組みが判明?

 

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白石家と新島家を表すなら

「秒針を正確に刻み始めた時計」と「少し進みの遅い時計」って所なのかなぁ。

心残りがなくなって前進しかけている圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)。

目の前の幸せに貪欲なあまり、万理華(毎田暖乃)の「お母さん」呼びですら

気づけないでいた千嘉(吉田羊)。

 

実際に、圭介は(きっかけは貴恵の幼少期だったにしても)他人の人となりに

積極的に興味を持つようになり、

「白石家と新島家、どちらも幸せになる方法を見つけたい」と

千嘉の幸せも考えるまでに成長した。

麻衣は麻衣で、蓮司(杉野遥亮)との恋愛を匂わせる形で、自立の準備を着実にし始める。

そして…最初は"ママに未練たらたら"な圭介に口も聞かないほど嫌悪感を感じていたけれども、

今では「夫婦って関係はなんか良いな」と尊重出来るまでに育った。

(初回の仲を知っている身からしたら、

これを微笑みながら答えているのがグッと来ましたな…。)

 

一方で、千嘉はいろんな意味で心の余裕が持てないのだろうな…と、見ていて思います。

「俺なんかまだ自分の事で精一杯だし、奥さんとか子供の事とか

ちゃんと守れんのかなって不安に思う事いっぱいでさ。

だから結婚ってなんですんだろうと思ってさ。」

と蓮司は言っていたけれど、その台詞が今の千嘉と重なるんですよねぇ。

心構えが出来ていないまま子育てするのが精一杯だったのかなって。

 

そんな感じで、一見サブエピソードに映る麻衣と蓮司の関係性の描写や、貴恵の母親の人柄、

そして新島家と白石家の双方の境遇の対比を丁寧に描いたお陰で、千嘉と照らし合わせたり、

「彼女はどんな不安・傷を抱えて今に至ったんだろう?」と想像してみたりする面白さはあり。

そういう意味では、やや評価が割れていた今回の展開については…

盛り込む意味はあったと考えております。

真実を伝えるまでの約30分間の紆余曲折は、

今まで自分の幸せばかりを求めてきた千嘉が現実に向き合うまでの時間、

そして新島家が次のステージへと動き出すまでの

“10年間の空白期間"だとすれば妥当だったんじゃないでしょうか。

 

で、終盤で少し明らかになった"生まれ変わり"のからくりは…幽体離脱

貴恵が未だになぜ成仏しないのかという謎もそこに繋がってくるのかもしれませんね。

突然亡くなった事で大きなショックを与えてしまった圭介と麻衣を償う(?)ような形で、

2人が完全に自立していく所までを見届けたいっていうのもそうですけど、

自分の母親と似ている千嘉が気がかりだからなのも含まれているのかも。

2つの目的を果たした上で…あの中学生みたいにお別れの形にはなるんでしょう。

一方で、万理華の場合はその2人とは異なっていて、

元々生きている子だからか心の奥底に魂が引っ込んでいて。

母親と距離が離れてしまったトラウマを、

そうさせてしまった本人が変化を見せて始めて万理華の自我が戻ってくる…とか?

まぁ、これらはただの憶測に過ぎませんが…(苦笑)

 

ここ最近は"現実"と向き合う圭介の描写や、万理華に貴恵の姿を重ねる頻度が増えた代わりに

ファンタジーっぽさが薄まってきたのもあって、

幽体離脱を加える事によって、また摩訶不思議な雰囲気が戻ってきた感じですね。

何となくミステリーの趣も感じさせ、ますます本作の描く過程に興味が湧いてきました。

次回が楽しみです。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

 

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