古見さんは、コミュ症です。7話 感想|なじみの存在がありがたい…
今回はなじみ(ゆうたろう)の存在がとてもありがたかった。
なじみらしい場の和ませ方だなぁ…と思いました。
前回のラストから心配でしょうがなかったんですよね。
みんな不器用ながらも勇気を出して距離を縮めていて、
少しずつ本心を打ち明けられるようにもなって。
誰かが…ではなくみんなの事が大好きだったから、
大好きな人同士で喧嘩して欲しくなかったし、それで泣いている所も、
以前の関係性でいられなくなっていく様子も見たくなかった。
“全員と仲良し"ななじみがいなかったら、あみだくじでペア決めしたり、
「俺は友達はいらない」と強がる成瀬くん(城田優)に対して
「気持ちは(友達)100人です」という真逆の言葉をぶつけてくる
たとえ些細な出来事だったとしても、友情に亀裂が走るきっかけに繋がっていた事でしょう。
そして、なじみの存在で思い出したのは、
彼が言っていた「同じ景色を見る事」という友達の定義。
今振り返ってみれば、古見さん達は、展望台、海(彼は来れなかったけど)、
肝試しからの屋上での線香花火…と、同じ場所で、同じ時間を共にしてきた。
でも、最後の項目に関しては、前2つと違って
いつでも来れる場所ではないかもしれない。しかも、文化祭前日というイベント付き。
この"当時限定"な感じが青春の尊さや儚さを物語っていたし、
鮮やかに光る線香花火も相まって、
1人1人思う所はありながらも花火を存分に楽しむみんなの様子が
とてもキラキラして映りました…。
明日が来なきゃ良いのにと思ってしまう万場木さん(吉川愛)だけが切ない。
古見さんや只野くん(増田貴久)とは親友である以上、
どこかで何かしらの"けじめ"は付けなきゃ…ですよね。
泣いても笑っても次で最終回。
片居くん(溝端淳平)も再登場して(←微かな希望)、ハッピーエンドであれ!