きれいのくに 8話(最終回) 感想|最終回まで見ても結論は出ず。

 

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終わった。終わっちゃった。

それぞれのエピソードとしては、大団円で終わるんだろうなぁとは思ったけど…

う〜ん…アホな私には、本作が何を描きたかったのかが分からなかったです(苦笑)

まぁでも、前回の感想でシメに「綺麗の答えは1つじゃない」って書いたのは

あながち間違いでもなかったんですかね?

コンプレックスとは何か?綺麗でいるとは何か?を議論させるのが

本作の狙いだったんでしょうか。

 

「最終回まで見れば分かる」という言葉を信じて、

序盤で描かれた啓発映像やインタビュー映像が

学生パートとどう繋がってくるのかにも期待して見ていましたが、

果たしてあのパートが必要だったのかどうかも不明。

好意的に捉えれば繋がる事には繋がるんだろうけど…

正直言ってしまうと、まるで序盤のくだりを無視したかのように進んで行く

一見"青春群像劇"な展開が続いた後半には

ちょっと戸惑いを隠しきれなかったのも事実です。

 

顔の合成とか、VRとか、王道ジャンルのドラマの中に最新技術を取り入れた

挑戦的な部分に惹かれただけに、

良い意味で言うなら「視聴者に想像を委ねる」

逆の意味で言うなら「投げっぱなし」な結末になってしまったのは残念でした。

 

でも、最後まで完走出来たのは、高校生役の役者さん達の演技のお陰だと思っています。

性に貪欲な所は「今どきの若者ってみんなこんな感じなのか?」と

イマイチ共感出来なかったのですが、

自分の気持ちに正直になれなくて「なんか」「あぁ」といった言葉に逃げてしまう語彙力の低さとか、

逸らしがちな目線とか、いざ感情を吐き出そうとすると

ブレーキが効かなくなるんじゃないかってくらいハラハラさせられる所とか、

言動の節々に当時の自分を重ねたくなってしまうような魅力はありました。

 

枠移動前の前作もそうですが、知名度はそこまでなくても"可能性"がありそうな若手を

キャスティングするのが上手いですね。

青木柚さん、見上愛さん…覚えますよ!!

 

 

  

 

 

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