ドラゴン桜(2021) 4話 感想|坊主頭のヤンキーも今ではマスコット的存在に♪
前回から勉強編に突入した本作ですが、桜木メソッド自体が斬新なので
普通に面白く見られています。
この前までバーの店主役をやられていた品川徹さんが、
今度は仙人みたいな髪型で竹刀を振り回すスパルタ教師役をやられるという
役の振り幅の大きさには、不思議と元気づけられてしまいますね(笑)
85歳かぁ…凄いわ…。
数学を鍛え始める生徒達と同時進行で描かれた
瀬戸(高橋海人)の家庭事情が絡んだエピソードは、
東大受験をテーマにした本作から乖離しているともとれるかもしれませんが、
桜木(阿部寛)が保護者に対して「非日常な空間を作らない事が大切」と言っていたように、
なるべく生徒にストレスを与えない"通常の生活の維持"を徹底させるための
1つの解決法を実践している…と思えば、特に違和感はありません。
そして、初回ではウザい印象しかなかった坊主頭のヤンキー2人組の
“その後"がちらっと描かれるシーンが、今では本作らしさに繋がっており、
全体的に陰謀論が渦巻く本作において緩衝材にもなっていて、良い感じですね。
っていうか…マスコットキャラに見えて最早愛らしい(笑)
桜木の教えを聞いてちゃんと勉強するくらい根は真面目な子なんだから、
直接東大専科で教えてもらえればメキメキ実力も伸びそうは気はしますけどねぇ。
独学で早慶レベルを合格出来る可能性は低そうですが、
最終回で「俺ら受かったぞー!」って大喜びする姿を見てみたいとも思えたり。
強いて言えば、受かるわけがないの一点張りだったモンペが
あっさり浄化されたのが気になったので、
GTO桜とかバドミントン桜とかに時間を割くくらいだったら、
「親子の価値観のズレ」という現代の問題を提起する意味合いでも
そっちを丁寧に描いて欲しかったなーとは思いますが、
以前の事を取り上げてももう後の祭りなので仕方がない。
ただ、今後の内容で凄く不安なのが…"復讐"の部分をどう処理するのかという事。
外部の話は全然興味が湧かないのです。
でも、初回で何者かに復讐するらしいエピソードを提示してしまった以上は
ここも一応描くしかないのでしょう。
まっ…2話連続で彼を従えている坂本(林遣都)はめっきり姿を見せなくなりましたが。
取り上げるなら早めの段階で取り上げて
あんまり尺を費やさない程度に解決していただきたいですし、
可能ならば、それは福澤演出以外の回でやって欲しい。
だって…福澤演出に任せたら「ぐぬぬ顔」「勧善懲悪」を前面に出す事に集中しちゃって
勉強要素が薄まりそうじゃないですか(汗)
別にアンチではありません。池井戸作品ならOK!って話ですよ。