きれいのくに 3話 感想|ここからが本題っぽい。
私が今期のドラマの視聴リスト&期待度を作成した時点では、
本作の公式サイトの概要にはこう書かれていました。
「自分の口がゆるせない」「輪郭をほんの少し変えたい」
そんな悩みを抱えた高校生たちが暮らすのは―
ほとんどの大人が“同じ顔”をした不条理な国―
だから、最初から高校生が主体の話だと思い込んでいた私としては、
恵里(吉田羊)と宏之(平原テツ)の関係性や過去にまつわる話が繰り広げられていくのには
ただただ「?」という印象の方が強かったのですが…
なるほど、2人のこれまでの話は高校生達が見ていた啓発映像だったという
からくりだったんですねぇ。
まぁそれでも、急に高校の場面に移り変わったのには一瞬頭が真っ白になりましたが(笑)
しかし、前回の感想で「宏之だけが「きれいのくに」の住人じゃない」とか
「若返る時が来るんじゃないか」とか変な予想を立てていたの…恥ずかしいなw
私みたいに恵里と宏之の今後をもっと知りたい視聴者は多かったでしょうし、
見た目や日常会話、雰囲気と、何もかもが若者寄りの物語になった事で
「裏切られた」と思って離脱する視聴者も出てきそうな気はしますが。
個人的には、高校生編になってからもどことなく漂う気持ち悪さは
今までの世界観と一貫しているように感じ、
ここからどんな種明かしがされていくのか?
はたまた、今回からが本題と見せかけて再び予想をひっくり返す展開が来るんじゃないか?と
次回以降の話がより楽しみになってきました。
加藤ローサさんと稲垣吾郎さんが複数の役を演じているのは分かりますが、
特に吾郎さんの方は…なんだか、生徒や男性教師の眉と目の辺りで
合成か?と思うくらい似通った人達ばかりが多いのが気になりますね。
気になると言えばもう1つ、遺伝子の編集とやらも。
子供が親の整形した顔に似せるようにするとか何とか説明がありましたが、
それがキーポイントになってくるんでしょうか。
吉田羊さんは最後の方で映像作品出演者として登場されていたので、
もしかしたら、恵里の方の話が膨らむ事はないのかもしれません。
そうなってくると…20代の恵里を演じた小野花梨さんの演技を
もうちょっと見てみたかったなぁとも思ったり。
ふとした表情や冷めた感じの喋り方に"面影"っぽさがあったんですよ。
今後出てくるとしたら、別の映像作品で、今度は違う役(高校生役?)として…かな?