キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 1話 感想|金槌の人に泳がせたらアカン。

 

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まず、本作の初回の感想でず〜っとツッコミたかった事を書かせていただきます。

作品タイトルが!!クドい!!!!

「キワドい2人〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」「K2〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」

のどっちかで良いやろと思ってしまいました。(原作は後者がタイトルみたいですね。)

横にサブタイトルが付いているのに、

果たして正式名称と略称を一緒に並べる必要はあったのでしょうか(笑)

まぁ、内容に関係ない話はここまでにしまして…

 

初回は…良くも悪くも、「こんな作品なんだよ」と伝えるための予告を

作り込み過ぎてしまったって印象ですかね。

軽そうな雰囲気だったので元々期待していませんでしたが、

違う意味で嫌な予感が的中しちゃったかなぁ…と。

あれを見る限りは、凸凹コンビを筆頭に各キャラクターの個性が光る

コメディテイストになるのかと予想していましたが、

いざ蓋を開けてみたら、肩の力を抜きながら笑って見て欲しいのか、

男らしいカッコよさを見せたいのか、人情モノにしたいのか、

全体的に"カラー"が定まっていないような気がしました。

うーん…特に最後の説教シーンが長くて、

感動的なのでしょうが話が入って来なかったんですよね。

 

コメディパートも面白ければ良いんですけど、

キラキラしたSEや、ノリの良い劇伴、迂闊な発言や行動をした時の

「おいおい!」と訴えかける顔芸…といった

如何にも「チープにしてます!」感を漂わせる要素を随所に盛り込むから、

それが作品のテンポを崩してしまっていてちょっと見づらい。

 

あと、細かい所までうるせぇ!と思われるかもしれませんが、

金槌の人に泳がせたらアカンです(苦笑)

あの展開で「やれば出来る」という根性論を視聴者に叩き込んで、

誰かが真似して水難事故が増えたらどうするんだって話ですよ。

(フィクションが通じない人でごめんなさい)

っていうか…わざわざ泳がなくても、金槌なら金槌なりに

犯人を捕まえる事に専念すれば良いのにねぇ。無事に…解決出来たみたいですけど。

 

真面目な刑事とヤバイ刑事。

山田涼介さんは「もみ消して冬」以来、個人的には不憫で思わず可愛がりたくなるような

ワンコ的な役がハマるイメージですし、

田中圭さんはちょっと乱れた前髪とダークスーツの格好がとにかくカッコイイ!!ので、

キャラクターを見る楽しさはありそう。

年齢も上手い具合に離れていて、キャスティングは合っていると思います。

それだけに、もっと"カラー"を前面に出して行って欲しいです。