恐怖新聞 1話 感想|恐怖新聞より男性陣の方がホラーw
で、柔らかい佇まいでありつつも、
黒目の大きさで人をぐいっと惹きつける演技が印象に残っている白石聖さんが主演だという事、
また、今の時期&時間帯に相応しいホラー作品であった事から、初回を視聴してみました。
白石さんは土曜深夜帯の出演作だと、
どちらかと言うと怖がらせる役のイメージが強かったので、
怖がる役はどうだろう?なんて思っていましたが、意外と世界観に馴染んでいましたねぇ。
範子(律子)の時とは随分別人みたいだ。
「貞子」や「事故物件」など数多くのホラー映画の監督をされている
中田秀夫さん率いるスタッフだけあって、残酷な画作りはとことん容赦ない感じ。
特に、序盤で女子高生が屋上から落ちて、返り血だらけの詩弦(白石聖)の驚いた表情が
長く映し出されているカットには、じわじわと寒気が襲ってきましたわ…。
しかし、話が進んで行くたびに、死人の話しながらケチャップを勢い良くかける
デリカシーのなさ過ぎる友達だとか(一応彼氏はいるんだ…ふーん…なんてw)、
会って間もない割には「ハグ」「呼び捨て」「キス」の三拍子でグイグイ攻めに行く
肉食系キャラ(?)の勇介(佐藤大樹)だとか、
しれっと自分の部屋に異性を寝泊まらせる関係性の急発展っぷりだとか、
設定に数々のツッコミどころが見えてくるように(笑)
最後の父のシーンも確かに怖いと言えば怖かったんですけど、
心臓を突き刺す鉄棒がポーンと弧を描いて飛んできた所がなんかカオスで…w
っていうか…あんなデカいのが抜かれた状態で搬送されたのも、
まだあの時には意識があった父の生命力の強さも、中々凄い話ですよね。
実は娘を呪いまくっていたという強烈な設定のぶち込み具合と、
作品に合わな過ぎるほわほわした主題歌のチョイスで、
「お…これぞ『オトナの土ドラ』枠だな」と感じさせられる初回でもありました。
ホラーだけど、ツッコめる。
多分細かい部分は気にしないスタンスでいた方が楽しめるのかもしれません。
暫くは白石さん目当てで見ていこうと思っています。