ハケンの品格(2020) 3話 感想|SNS啓発でも真相探りでもなくカレー作り
えっと〜…会社には正社員がいて、ハケンがいて、スーパーハケンがいるけど、
社員食堂には正社員以上の業務をこなすアルバイトが一人いて
後はみんな業者さんって感じなの?
よく分かんない社員体制だなぁ。
そういう場所は普通、パートやアルバイトが多くいるもんではないのかな。
美味しいカレーを作れるレシピがその人しかいない事になっているのも謎すぎる。
労働者は誰が管理してるの?材料費の生計は?領収書は?
色々と設定に無茶があり過ぎでしょ。
SNSに動画投稿した新人社員を叱って教育するでもなく、
“バイトテロ"と言われた牟田(六角精児)にあの時の真相を確かめて
炎上騒動を釈明しようと問題解決に動くでもなく、
不味くなったカレーを以前の味にすれば顧客との信用関係を取り戻せるとも到底思えません。
美味しければ良いの?そんな単純で終わる訳ないじゃん。
ニュースで取り上げられて、スーパーで調味料が売られていれば
回収してくれと申し付けるまでお怒り状態なのに、
「ブロガーがここのカレーを褒めてたから行ってみよっか♪」ってなるのでしょうか。
大前(篠原涼子)の描写にしたって、「彼は誰よりも職場を愛していた」と美談をする割には
やっている事はただカレーを作っているだけ。
“汚れた社内をぶった斬る、主人公による痛快スカッと話"が見たいのに、
シーズン2になってからどうも"主人公をどう面白おかしく見せるのか"に焦点を当てて、
活躍する尺を長めにとっている内容になってしまっているのが気になります…。
それに、片付けを頼むシーンも、正社員ではなく新人派遣2人に任せているのも
「派遣は任された仕事を時間内でこなすのみ!」という
彼女のポリシーと矛盾しているような…?
とにかく、なんで13年間も経営が保てているのかは知りませんが、
「人」よりも「お金」しか目がない会社だって事は理解出来ました。
主人公を立たせるために周りの設定や人物を露骨に無能にするのは
個人的には好きではないし、
こういったエンターテインメントな作品は、コメディ強めの大衆受けする話に見せかけて
実は世相を反映させた考えさせられるような要素をも含ませているべきだと考えています。
なので、私には合わないって事でもうリタイアしちゃおうかなぁ…と思ったんですが…
次回は東海林とのやり取りが復活するとの事で、あと1回だけ様子見します。
これで少しはモチベイション♪が上がってくれると良いのだけど。